Lazward online 取扱説明書(初版)
Lazward online
――スタートアップガイド――
本冊子は、MMOSTGゲーム「Lazward online」の取扱説明書になります。
もし、破損・紛失の際は弊社までお問い合わせ下さい。実費にて郵送させて頂きます。
オンラインマニュアルも併せてご参照下さい。
http://www.lazward-online.com/jp
――ストーリー――
21世紀、某国の経済危機に端を発した内戦が勃発する。
最初は国内に問題は止まっていたが、後に各国が近代兵器を余す所なく使用する為の、実験場の様相を呈してきていた。
リアルタイムで移り変わる戦場で、生き残れ!
命の心配はせず、心置きなくリアルな戦場でリアルな戦争を感じ取って下さい。
登場兵器は、第二次大戦以降に使われた物全てが実装されております。その挙動は、各国の軍より提供された情報と弊社独自の物理シミュレーションエンジン「X NUMBERS」により、実物さながらの物が再現されます。
また、当エンジンは各国軍隊の養成機関にも採用されております。
――安全情報――
*光の刺激による発作について
過去のゲームにおいて、強い光によるてんかん、発作などの症状を感じる可能性がありましたが、VRインターフェースのセーフティ機構、また本ソフトに内蔵されるスキャンプログラムにて生体状態を管理致します。ご安心下さい。
*生理現象について
ログイン中、体の生理現象に伴う感覚は、全て脳には届かないようになります。腹痛・尿意等が発生した場合、問題が起こらないようにVRインターフェース側で管理が行われますが、生命に関わる問題が発生した場合にはゲーム内の意識に警告を出させて頂く場合も御座います。
長時間のゲーム時には気を付けましょう。
*痛みに関して
本ゲームの特徴として、リアルな痛みがあります。が、基本的に現実には影響を及ぼしませんので、心置きなく死んで下さい。
*アカウントハックについて
本ゲームのアカウントは、お客様の身体情報と紐付けされております。万が一ハッキングされた場合は、アカウントの心配より加害者の心配(特に脳の損傷を)をして上げて下さい。
弊社は、第三者のアカウント利用による健康被害に、一切の責任を負いません。
――機器の接続について――
動作環境
CPU:Prometeus Ⅳ 500GHz(80コア以上)
メモリ:160GB以上(320GB以上推奨)
VRインターフェース:アンドロメダⅡ型以降
ネットワーク:実効スループット 1.5Gbps以上
あると便利な高級羽毛ぶとん、または柔らかいベッド(スプリング以上)
内部処理に関して、弊社の誇るスーパーコンピュータをクラスタサーバとして、クラウド上で処理が行われます。上記スペックはクライアントの役目を果たす事が出来るかどうかの目安となります。
なお、このスペックの場合、同時に遊ぶ事の出来る人数は、2人となります。その場合には、人数分のVRインターフェースをご用意下さい。
――ゲームの始め方――
1.PCへのクライアントインストール後、USB8.0にてVRインターフェースを接続します(機器によって接続方法は異なります)。
2.PCにてクライアントを起動します。VRインターフェース認識フェーズに移ります。
3.VRインターフェースを身体へ装着の後、インターフェース側のスイッチを入れます。
4.意識が飛びますので、ゲームをお楽しみ下さい。
なお、本ゲームはマルチプレイ専用となります。月額料金のお支払いには是非、便利な口座振替をお使い下さい。
*初期画面
体のキャリブレーションが行われます。表示に従って「体を動かすつもり」になって下さい。
その後、アバター作成と初期位置の設定が行われます。なお、アバターの見た目に関しては、現実に準拠した物になります。性別の変更も出来ません。VRインターフェース初期設定時のスキャンデータが参照されます。
*操作方法
・歩兵戦闘における各種武装
・各種陸上兵器
・各種ヘリコプター
・各種航空機
・各種艦船、潜水艦
上記の兵器につきましては、兵器購入時のゲーム内マニュアルをお読み下さい。なお、操作方法、挙動は現実の物に準拠しております。
本マニュアルでは、各操作については触れません。
*プレイのコツ
まず、今居る場所がゲーム内である、という認識を捨て去る事が重要です。人体はマシュマロのように柔らかく、一発の銃弾が致命傷になります。
初めの内は臆病でいるぐらいが、どの戦場においても必要です。
本ゲームの経済は、ゲーム内の経済コントロールエンジンにより調整されております。
装備品については一定の生産能力により在庫が確保されておりますが、プレイヤー全体で損耗が激しくなった場合は、高騰・在庫不足が予想されます。
また、プレイヤー間の取引についての制限事項は御座いません。
――各種制限について――
*戦闘行為について
基地に当たる場所以外での戦闘行為には、基本的に制限が発生しません(WW2エリアを除く)。味方同士の戦闘行為もシステム側が防ぐ事はありませんので、味方への誤射、他人への迷惑行為には充分注意して下さい。
なお、味方基地内での暴動・テロ行為についてはミリタリーポリスNPCにより射殺されます。
*自装備の実体化について
人間の所持出来ない大きさの所持物(車両、航空機、艦船等)については、車両保管所やハンガー、ドック等でのみ実体化が可能です。
ここでいう所持物とは、ホロメニュー内の「所持品」項目に現れる物が対象となります。リュック等に仕舞った物、自身で手持ちする物については対象に含みません。
ハンガー、ドックの利用については、自身が所属する基地で1枠が無料で利用出来ます。隊を組んだ場合は、そのメンバー数分の枠が追加となりますが、基地に空きが無い場合は利用出来ません。
また、空母を利用する場合はその限りではありません。所属空母艦長の裁量となります。
*遠距離通信について
パーティチャット機能の利用は、基地・空母等の非戦闘地域に限られます。敵による空襲等で戦闘状態に突入した場合は、その瞬間から使用不可となります。
それ以外の通信手段には、無線通信を利用する事となります。お近くの通信兵へご相談下さい。
基本的には、対面での会話が主なコミュニケーション手段となります。
*装備品の修理について
普段のメンテナンスに併せて、使用状況によりオーバーホールが必要となります。
修理に掛かる時間はログアウト中にも減っていきますが、ログイン中には更に早く修理状況が進みます。オプションで実行タイミングの手動操作を設定出来ますので、うまく装備品のローテーションを行って下さい。
なお、オーバーホールにかかる費用以上の所持金がある場合は、自動で所持金より差し引かれます。
*ログアウトについて
ログアウトする場所に制限は御座いません。但し、交戦タイマーが作動していない場合のみ、即座にログアウトが可能となります。
近くで戦闘が起こっている、自身が攻撃している、または攻撃を受けている場合に、交戦タイマーが作動します。
ログアウト時に身に付けている装備品は同時にその場から消滅しますが、搭乗していた車両や航空機、艦船はその場に残されます。その後は他のNPC搭乗員が居る場合にのみ、NPCの意志によって操作されます。運営によるゲーム内資産の保証は一切行いませんので、ご注意下さい。
事前にNPCへの指示を出す、または基地に戻ってからのログアウトをお勧めします。
――そのほかの健康と安全についての重要なお知らせ――
このソフトウェアをご使用になる前に、各VRインターフェース本体の取扱説明書に記載されている注意事項を必ずお読み下さい。
本説明書の内容は、予告なく改訂されることがあります。
株式会社ローリングキューブ
※URLは架空の物です。