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蒼薔薇の誓い
書を抱きし幼き手に
知識の灯は燃え続ける
病に伏せるが夢は消えず
頁の先へと願い馳せる
神の加護にみちびかれ
貴族の世界に足を踏む
名を変え、立場を変えても
心にあるは書の未来
魔力の波に呑まれつつ
策を巡らせ道を拓く
本を編み、人を結び
新たな時代を築いていく
孤独も試練も飲み込んで
蒼き薔薇は咲きほこる
守るべき者を守るため
その小さき身で立ち向かう
頁を綴る筆の先に
夢と誇りは生き続ける
蒼き誓いを胸に抱き
物語はまだ続いていく