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こんな名前だったっけ? 絶賛記憶喪失中です




「ゼルダの宝物庫が立ち入り禁止だと知っての侵入か? 貴様! 名前は?」

 

 薄暗くて狭い一室に対面の取り調官の女性? ずいぶんと声が掠れた声での尋問。


 彼女はこのゼルダの看守兼取り調べ管として【サラ】とだけ名乗る。

 

 宝物庫から脱出したあたしは、運が悪いことに巡回していた衛兵に捕まってこのザマだ。



あれからあの部屋から鏡の向こう側は、人によっては宝の山。


 人を殺すための武器から身を守るための防具がわんさかあった。


  ちょうど自分に合う武器があったらいいな。

 と思っていたので良さげのものを見繕ってブラの中へイン。


  あとは全く興味がなかったのでそのまま脱出してこうなったのである。




 薄暗い部屋なので、取り調べ官の素性はハッキリしない。

 

 だが、あたしの尋問に、名前と職業、出身地を聞かれるが、生憎とあたしは記憶喪失で名前はおろか出身地すらわからない状態。


 「貴様、キューブは持っていないのか?」

 キューブの存在を尋ねられる。


 キューブと言ったらアレよね。

と、宝物庫内で手に入れたもの、正確には木板を使ったら出現したのを思い出す。


 薄透明の、液体のようなものが入っていたアレだ。


 傾けて光に当てると自分の情報、【エレナ=ミラージュ=セレアナ】 

とだけ。 

 

 それ以外の項目もいくつかあったのだが、全て空白。


 エレナ=ミラージュ=セレアナ?

 あたしこんな名前だっけ? 


猛烈な違和感と一緒に、キューブの存在も自分の名前についても忘れていた。

 


 

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