ここはどこ? 見知らぬ一室。 本を開くとあら不思議
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自分が今まで寝ていたことに気がつくとゆっくりとまぶたをあける。
靄のかかった視界がゆっくりとクリアになる。
本棚にぎっしりと詰まった書籍の数々とみたこともないような板がいっしょに本棚に並んでいた。
身体を起こすとそこが簡易ベッドの上だとわかる。
「ここはどこ?」
なんとなく既視感を感じるが気のせい?。
パチパチと何かが弾ける音に上をみあげる。
天井で炎がパチッ、パチと燃えている以外は静寂や静謐とは違う物静かな部屋。
いつから着いてるのかわからない炎がゆらゆらと燃え、辺りを照らしている。
ベッドからおりるとあたりを見回す。
一番最初に飛び込んできた本棚以外にテーブルと椅子、大きな姿見と床にはぎっしりと何かが詰まった革袋がいくつかと、何かがはいってそうな木箱がいくつか。
天井で燃えている炎のおかげだろう、肌寒いという感じは全くなくすごく居心地のいい部屋だった。
出入口のドアを確認してまずはその前にと、この部屋がなんなのかを確かめるために辺りを物色。
革袋の中身を確認するのはもちろん、木箱の中身、本棚に並ぶ本や石板? 等、手当たり次第に物色。
本棚の書籍を手に取りペラペラとページを捲るけど、一言で言えば全く読めなかった。
だが、とある一冊の本を開くと魔方陣のようなものが書かれたページ。
円陣がぼワッと光ったかと思った瞬間には頭の中でキーンという耳鳴り。
次の瞬間には本に書かれている内容がわかるようになる。
改めて他の書物に目を通すと本が読めるようになっていた。
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