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状況が一変する前
ほぼ主人公の紹介で終わります。ごめんなさい。
―確か、あれは2ヶ月ぐらい前のことだった。
僕、武茉花雷は齢16の女子高生だ。僕は生まれつき銀髪で左目が群青色、右目が葡萄色のオッドアイだから、家族や親族以外は不思議そう…というよりは気味悪がっていた。まあ逆に近づいてくる人もいたけど。
また、僕は小さい頃から右耳に浅葱色の金平糖を作って失敗したような歪な形のピアスをしていた。中学まではよく注意されてたっけ。
そんな僕の家系はちょっと不思議な家系で昔からあった伝統的な家だ。「異能」って聞いたことある?それが関わっている家なんだ。勿論僕も持ってるよ。…まあ後でも良いことだし、この話は一旦終わり。
こんな感じで不思議だけど、家族にも周りの人にも恵まれた僕の生活が一変した。