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サポーター  作者: エサミ
第1章
8/12

7

宜しくお願いします。

那智達が家に帰ると多江と奏がリビングから出てきた。


「父さん、無事だったんだね」


「お前はどこも怪我してないか?」


奏は樹の体に怪我がないか体中を触りながら調べだした。そして腕の怪我に気づいた。


「樹これはなんだ」


「ああ、実は化け物の蔓にやられたけど、那智が薬を打ってくれたから感染はしてない」


「那智君が?」


奏は那智を訝し気に見ている。なので、これまであった事を那智が話しだした。


話終えると奏は


「じゃあ、私達は化け物を倒さないといけないということかね」


「私達?」


「あぁ、私も職業をもらってね」


そう言うと、パネルから剣道で使用する竹刀を取り出した。パネルを押すと竹刀は刀に変わった。家までの帰りは感染者に会うと竹刀で倒しながら帰ってきたとの事だ。以外と職業をもらった人が多いのか、それとも那智の回りが多いのか。


「父さんもアタッカーだね」


「あ、それ4人組が言ってた。じゃあ、ゲームで言うと僕はサブ職かな」


すると、美月が手を挙げて


「私もサブ職みたい。寝起きで言われたから今まで夢かと思ってたんだけど、今那智が言ったようなパネルが出てきたから」


「えっ、母ちゃん職業は?」


「『武器を作る人』みたい」


「「え――――」」


「母ちゃん、それすごいよ。もしかしたら、職業じゃない人達の武器も作れるかも」


「何が作れるの?」


「今はえっと・・・・、

・・・ゴム弾しか載ってない」


那智と樹はそれを聞いて一気に気分が急降下した。ゴム弾しか作れないのかと。きっとそんな反応をするだろうと思っていた美月は苦笑いをしている。

そんな2人の落胆ぶりを見てすごく言いにくそうに子供のいる女性が手を胸のあたりに挙げて目をギュっと瞑り早口で喋りだした。


「すみません。私もサブ職です。職業は『摘み取る人』です。今のところ摘み取れるのは『ホユル草』です」


樹は気持ちを切り替えて

「採取職ですね。『ホユル草』って聞いたことないんだけど」


「僕、ネットで調べるよ。あれ、繋がらない」

那智は何度も携帯の検索をタップしても画面が変わらなかった。


すると多江が


「今通信規制があってて、さっき律と話してる途中で繋がらなくなってしまったの」


「兄さん、家に帰る途中なの?」


「それが、大学に化け物が出たみたいで・・、建物から出られないって言ってて。樹達が帰ってくる前にパパと話してたんだけど、樹達が帰ってきたら、パパが大学まで律を迎えに行こうって話ししていたの」


「駄目だよ。兄さんのところには俺たちが行った方がいいと思う。父さんは何かあったらいけないからここで母さん達を守ってくれたほうがいいと思う」


「そうだな、那智君が話してくれたようにナビができるならそっちの方がいいかもしれない。気を付けて行ってくるんだぞ。絶対に無茶をするな」


「「うん」」


那智と樹は力強く頷いた。


「何かあれば、これで連絡しなさい」


そう言って奏は無線機を樹に渡した。すると美月が


「私も行くわよ。ゴム弾しか作れないけれど、弾に限りがあるのなら一緒に行ったほうがいいと思うの」

「かあちゃん」

「じゃあ、早く助けにいくわよ」


那智が言葉を発する前に美月が決定事項かのようにピシャリと言って玄関に向かった。言っている事は分かる為那智は渋々頷いて樹と一緒に買ってきたもののなかで必要な物だけをカバンにいれて美月の後を追った。


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