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サポーター  作者: エサミ
第1章
12/12

11

宜しくお願いします。

「願い事はお決まりでしょうか?」


派手な男もきっとホログラムのようなものかもしれない。


「そうね、私の願い事は願い事を3つにしてほしいことです。何でも良いのよね」


「願い事は1つですよ」


「あなた達が言っている願い事を3つにしてほしいの」


「うーん。どうしましょうか?君が使った願い事は?」


ホログラムは腕を組んで考えたあとに、那智に質問してきた。


「僕は、樹が感染したから感染した人を治す薬を頼みました」


ホログラムは1分程ウロウロしながら考えた後に提案してきた。


「では、こうしましょう。願い事は3つで構いませんが、3つとも自分の為に使わない事と、ペナルティをかしましょう」


「ペナルティって?」


「それは願い事によって変わります。では、願い事を言ってください」


「わかったは、では


1つ目、実弾を作れるようにして欲しいこと。


2つ目、実弾の材料を準備しなくても作れること。


3つ目、ゴム弾の材料を準備しなくても作れること。


3っつとも縛りは3日でお願いしたい」


「ん~微妙なラインだね。彼らの為でもあるし、自分の為でもある。では、縛りは2日で、ペナルティは2日間の間はレベルが上がらないことと、2日が終わったあと半年はレベル1のままでいいなら」


「ちょっと待って、レベルは上がるの?」


「レベルは上がりますよ。戦闘系でなければ、その職業の物を作れば、戦闘系であれば敵を倒せばですね。ですが、敵でない人を倒せばマイナスになりますが。説明を受けませんでしたか?」


「「「「ぜんぜん」」」」


「そうですか?ではどうしますか?」

律が手を挙げた。


「すみません。そのペナルティを俺と樹にしてもらってもいいですか?半年であれば、90日ずつで分けてもらっても」


「あ、僕もそのペナルティに入ります。なので60日ずつで」


「木梨いいのか?」


「いいよ、乗りかかった船だし」


「お前、良いやつだな。ありがとう」


「いいって」

木梨は照れ笑いをしていた。


「いいですね~。そうやって助け合う姿は(わたくし)嫌いではありませんよ。わかりました。ではその願い叶えましょう。では、私はこれで」


ホログラムが消えると美月はパネルを操作して色々な道具を出していた。那智達は美月を手伝う為に近くによると、ドウンと音をたて炉が出てきた。


「すごい、こんなものもでるんだ」

皆興味深く炉の回りを見ていた。


「まず、ある程度の弾が出来たらここから出ましょう。安全第一で作業して下さい」


美月はまず実弾を作ることにした。

那智に青色の鉱石と、銀色の鉱石と、銅色の鉱石を渡し、秤で青色と、銀色の鉱石を計ってから容器にいれて炉で溶かす。銅色の鉱石はそのまま別の容器で炉で溶かす。青色と銀色の鉱石を溶かしたものは樹が型にいれる。銅色の鉱石は律が型にいれる。型に入れたものを美月が冷ましてから、成瀬が空洞の型に火薬を入れる。木梨は見張りをすることになった。


すると、那智(冷ますのが出来ない)と美月と成瀬(炉で鉱石を溶かすことと火薬をいれることのみ)は弾丸を作ることはできるが、アタッカーは作成しようとしても失敗してしまったのだった。


型に入れた鉱石を冷ますのは美月が何かを呟くと手から冷気が出て冷やしていた。美月は作る過程で超能力が使えるようになった。もしかすると他の職業も超能力が使えるようになるのかもしれない。


アタッカー3人は見張りをして危なくなったら那智を呼んでからナビをしてもらっていた。


帰るだけなので、実弾を50弾・ゴム弾を50弾作った。


夕方になり暗くなってきたので、作業を終わらせ講義室を出る準備をした。やっぱり家で晩御飯を食べたいし、自分の布団で寝たい。


講義室を出て那智がナビををしながら帰った。暗くなったことも相まって通常自転車で30分で帰れるところを2時間ちかくかかってしまった。化け物には遭遇しなかったために実弾は使わず、ゴム弾は各々もともと持っていたものと作ったものを合わせても残り10弾になっていた。


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