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サポーター  作者: エサミ
第1章
11/12

10

宜しくお願いします。

※side律


「職業の事はまだ他の人に言わない方がいいと思う」


律が銃をパネルの中にしまいながら言った。


「そうだね。ぬか喜びになりそうだし」


成瀨はパネルをいじりながら言った。律は男子学生に名前を聞くと法学部の木梨 洋司と名のり律と成瀬も自己紹介をしあった。外に出て家族の元に帰りたくてたまらなかった。でも、化け物がどこにいるのかもわからないのに廊下に出るのは危険だと思った。成瀬は窓を少し開けて外を見ている。律は今のうちに昼ご飯を食べようと思い朝買ったおにぎりを食べていると


バン・・バン・・バン


三発の銃声が聞こえた。律は成瀬が座って窓を見ている隙間を見た。木梨も急いで律達が見ている窓の隙間で外を見に来て見ていると建物から佐藤達6人が出てきた。佐藤はマシンガンを肩にのせて自分が撃って倒した血を流している感染した人に近づいている。


「あいつ、実弾を使って人を殺した」


「しかも3弾全部使いきった。化け物がきたらどうするんだ?」


佐藤と一緒に歩いている男子学生が拡声器を口にあて


「あ、あ、あ、


職業になった人はこっちに来て下さ~い。皆で化け物を倒しましょう」


感染した人が佐藤達に向かって2人走ってきた。佐藤はマシンガンを構えて5発撃って感染した人を殺した。


「なんで、あいつ実弾をいっぱい持ってんだ?3弾じゃないのか?」


「もしかしたら・・・」


「成瀬、何かわかったのか?」


「僕たちは3人一緒に職業を発表されたよね。もしかしたら、職業を一緒に発表された時に僕のような『戦う人』じゃない職業の人がいて、願い事に実弾を要求させたんじゃないのか」


「ありうるな」


「でも今あいつが感染者を撃っているから外に出て家に帰れるんじゃないのか?」


「ダメだ。学校を出たとしても感染者や化け物がいる。母さんが樹が感染したって言ってたし」


「樹君って足立の弟じゃ。大丈夫なのか?」


「ああ、幼馴染がお願いして薬を打ったみたいだから今は大丈夫みたいだ」


「じゃあ、感染した人を治す薬が今後作れるようになるってことだよな」


「そうだろうな」


3人で声を落として話していると数人が建物から出て佐藤達の所に近づいて何か話してから1人を除いて武器を取り出していた。武器を持っていない人と何か話していたあとに派手な衣装を着た男が出てきた。その男が出てきてから1分程すると、その男は消えた。

佐藤はパネルを操作した後に実弾を取り出してそれを武器を持っている人たちに配った後に、後に合流した何も武器を持っていない人を残して食堂の方に行ってしまった。


「やっぱり願い事を言わせたな。用がなくなったら切り捨てると・・。最悪だなあいつ」


橋本がこっちに近づいてきて、皆佐藤の所に行くことにすると言いにきた。足立達も一緒に行かないかと誘われたが断ってから行かないほうがいいと言ったが、彼らの決意は揺らがなかった。化け物や感染した人が怖くてしかたないのだろう。ほとんどの生徒が講義室を出て佐藤の所に行ってしまった。無事に食堂まで辿り着けばいいが。


これからどうすればいいのかわからないまま時間は過ぎていった。たまにドアをドンドンと叩く音とうめき声が聞こえたが静かにしているといなくなった。そのまま2時間程たっただろうか


ドンドンドンドンと叩いた後に那智の声が聞こえた。


「律兄いるんだろ!開けてよ!」


律は急いでドアを開けると、那智、樹、那智の母親が講義室に入ってきた。


「お前達、なんで来た??危ないだろ!」


「助けに来たに決まってるだろ~。なあ、樹」


樹を見るとマシンガンを持っている。


「そそ、俺らは最強だからな」

「お前ら、力を持って気が大きくなりすぎると大変な事になるぞ」


律は2人を戒めたが、その言葉をスルーして樹が今まであった事を話だした。

話を聞き終わるとお前ら最高だなと言うのは言うまでもなかった。

すると那智の母親が今から願い事をすると言うとさっき出てきていた派手な衣装の男が出てきたのだった。


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