表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
櫻の樹の下に埋まっているのは  作者: 朝倉メイ
第三章 歩み寄り
21/25

落とす妻、堕ちる夫

R18版に合わせて改稿したモノと差し替えています

 武尊はずるずるとソファーから崩れ落ちて茫然として只涙を流している。


 ――シマッタ、やり過ぎたかもしれない。

ソファー前に踞っている武尊の顔を覗き込んだけど目の焦点が合っていない。

完全に壊れてしまったら戻すのが難しいって言われてたのに、ちょっとやり過ぎたかしらね。


 どうやって意識を引き戻そうかしら、方法を間違えると余計に墜ちてしまうから慎重に対応しないとね。

先ずは声をかけて様子をみる、だったわよね。

「武尊、大丈夫? 私が判る?」


 自分でも気持ちが悪いくらいの猫なで声で話し掛けたけど何の反応も無い、完全に意識が引き込もっちゃったみたいね。

仕方がない、強引に引き戻す事にしましょうか。


 踞る武尊の前に座って頬に手を添えて唇を重ねても全く反応しない。

そのまま唇を抉じ開けて舌を絡めながら頬に添えた手を首から胸を撫でながら下に這わせていった。

 


 柔らかなカーペットに押し倒してゆっくりと服を脱がせた。

時間を掛けて丁寧に身体中を舐めあげていって、優しく花を愛でるように武尊を抱いた。


 最初は反応も薄かったが少しずつ氷が溶けるようにゆっくりと、愛撫に応えて息が荒くなってきた。

そして私の中に吐精した瞬間、武尊は涙をぼろぼろと溢しながら声を出して泣いた。


 啼いた、ではなく小さな子どもの様に声をあげて泣いたのだ。

「ちゃんと泣けて偉かったわね。我慢してたのね、でももう私の前では我慢しなくてもいいのよ」


 やっと還って来た武尊をどろどろに甘やかす方法を考えながら繋がったままだった身体を離した。

ティシュで軽く後始末をした後、泣き続ける武尊に声を掛けながらバスルームへと誘導する。


 湯船に湯を溜めながら泡立てた石鹸で身体中きれいに洗ってあげていると、武尊の息がまた荒くなってきた。

身体を洗ってあげているだけなのに何故か武尊はもう一度吐精した。


 武尊は何時もバスルームで一人で抜いていたみたいだから条件反射なのかしら?興味深(おもしろ)いわね……


 湯船に浸からせて身体を温めさせている間に私は自分の身体を洗った。

 バスルームから出て、頭をバスタオルで優しく拭いてあげていると武尊が小さな声で何か呟いた。

「え?なぁに? 今何て言ったの?」

武尊の身体を拭きながら問い掛けると今度はハッキリとした声で答えた。

「ありがとう、悪かったな……」


 私の手中に完全に墜ちたわね、馬鹿な武尊。

――これからゆっくりと時間を掛けて洗脳してあげるからね? 武尊はもう何も考えなくて良いよ――…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ