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55話

テストは死ぬ文明なのです!


トントン


「失礼しま〜す」

「「失礼します」」


ゆっくりと中を確認する様に学長室の扉を開いた。

そこにいたのはトロイア先生と、学長先生、そして初めて合う方々が3人校長室にありそうな椅子に座っていた。


「おー3人共呼ばれてたか」

「なんでトロイア先生が?」

「まぁ…それはおいおいじゃよ、とりあえず座って、座って、あ、ハルヤ君達はコーヒー飲める?」

「俺は飲めます」

「私は…微妙です」

「俺は飲めません」


俺とエリナ、3匹とトロイア先生以外の人達から「え?」と声が飛び出た。

確かに俺よりも背が高くて顔も整っててイケメンで腹筋とか筋肉バキバキなスバルがコーヒー飲まないって言ったらそりゃ〜みんな驚くよね。スバルはすぐになんで飲めないかを話した。


「私にも最初はなんだこれ?って思いましたけど大人になれば分かりますよスバル君」

「学長先生…」

「じゃあ、牛乳でいいかい?」

「はい!」


学長先生にやってもらうのもあれなのでブラックは作ってもらってエリナのモカとスバルの牛乳をコップに注いで持っていく。


「ありがとうハルヤ兄」

「ありがとうございます」

「よし、じゃあなんで君達にここに来てもらったかとい「ここからは私達がお話しします」

「そうか、なら頼むぞ」

「はい、始めまして。私はこの国のすぐに近くの城の王子護衛隊の者です」

「……は?」


やべ、一瞬俺の中で時が止まった。

今年から王子様が入学してくるし、この状態で警備するのも良くないから頭も実力もある俺達に警備の役目をしてほしいのいうのだ…

そ、そんなの…!


「嫌です」

「え?」

「だってつまり王子の子守でしょう?そんな大役やらされても困ります」

「報酬が付いてもかい?」

「はい」

「城に招待されても?」

「はい」

「…親が人質でも?」

「その時はこの国を壊します」

" 主人を怒らせないでくださいね? "

" 主人怒ると怖いもんね〜 "

「頼むよハルヤ兄…ワシからも頼む」

「ハルヤ兄どうするの?」

「ハルヤさん…」


ここはとりあえず…


「分かりました。お母さんを人質にされたくないので考えさせてください」

「…分かりました。では、後日またお伺いします」

「はい」 (チッ…めんどくせぇーな)

「ハルヤ君、顔にめんどくさいって書いてあるよ」

「そ、そうですか…あはは……」


すると護衛隊の方々は瞬間移動で戻って行った。

この部屋に転送できる魔法が組み込まれている様だ…

さて…と学長先生は少し苦笑しながら話し始めた。


「護衛の依頼を受けない生徒がいるとは思わなかったよ。久しぶりに奴の顔が歪んだよ」

「だって本当にめんどくさいんですもん。俺になんも利益が無いしさ〜」

「ハルヤはいっつも自分に得か損するかで決めてるからね学長さん」

「そうかい、そうかい」

「で、俺達の寮が無いってのはどうゆう事ですか?」


別にそんな事はどうでもいいんだよ。

寮に関してだよ!

この学校の設備がいいのは知ってるがちゃんとした事が色々残ってるからね。スバルとエリナが安心して過ごせるようにな。


「そうじゃった、そうじゃった。あのな…君達3人には別の寮に住んでもらいたい」

「「「別の寮?」」」

「あそこですか?」

「あーあそこじゃ」

「え、何、まさかのボロ屋的な?なら俺達のめっちゃ最悪な環境じゃねーか」

「いや、そこは大丈夫なんだが…」


え?なんだよ…




続きで書きますが早く出さないとと思い途中で出しました。

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