39話
ブクマ95人突破しましたー!ありがとうございます!
「お父さ〜ん!」
" お父さん! "
なんかお父さんめっちゃ兎の魔物と遊んでるんだけど…あの兎は害はあるけど害は無いって言うね…癒しとしてはありだけど、害を及ぼすから良くないって言われてる兎さんですね。
と、言うわけで初のギルド依頼達成だー!やったー!
籠には沢山のきのこが入ってるけどこの籠は重くないし、マジックバックなのでほとんど森も入るとかなんとか…
「お帰り〜初依頼はどうだったんだハルヤ?」
「もうね、すっごい取れた!」
" 生体きのこにも会えましたからね "
「そうか!良かったな!スバル達ももうそろそろで出てくるだろうな」
俺は籠からきのこ…松茸を出してお父さんの前で軽く魔法で綺麗にしてから火で炙って齧り付いた。
お父さんめっちゃよだれ垂らしてる…
「ハルヤ…お父さんの前で食べるとか鬼か?」
「お父さんもこのきのこ食べる?」
「食べる!」
" 私も! "
また俺は籠からきのこを取り出して魔法で綺麗にしてから火で炙ってからお父さんとフェルに渡す。
ふーふーと息を吹きかけて少し冷ましてから齧り付いた。
「うまっ!」
" あ〜とっても美味しいです〜 "
「あ、スバルとエリナ帰ってきた」
しかし…エリナは俯きながら帰ってきた。スバルはにこにこしながら帰ってきた。
「ハルヤ兄〜!」
「ハルヤざ〜ん!」
" " ただいま〜! " "
エリナが走ってきて抱き付いて腹に突進して頭をぐりぐりと押し付ける。泣きながら話を聴くと生体きのこがキモかったかららしい…だってエリナは女の子だもんね、仕方ないね。
スバルは普通に籠いっぱいにして戻ってきた。
「エリナも頑張ったよ」
「ハルヤさ〜ん!」
「そういえば王きのこっていた?」
「う〜ん…生体きのこは狩ったけど王きのこは狩ってない気がする」
「それより早く帰りましょうよ!」
「そうだな、それじゃあフェルよろしく」
" 分かりました "
全員でフェルの最中に乗ってギルドに戻って依頼の報酬として各自に銅貨20個ずつ配られて、余ったきのこは買取してもらうことにした。
今は4人でギルドの中で食事をしています。ももからはエリナが生体きのこを見て泣きながら逃げた事、チョコからは生体きのこを食べた事を教えてもらった。
「このオムライス美味しい〜」
「ほらお姉ちゃん、きのこ」
「ちょ!スバル!やめてよね!」
「こ〜ら3人共静かに食べる」
「「「は〜い」」」
" 僕たちは野菜スティックで大丈夫だね〜 "
" そうだね "
" …… "
フェルは俺の椅子の下に小さくなって寝ています。頭をオムライスを食べながら撫でると少し頭を振ってくれてなんだか可愛い!
それにしても…まさかエリナが急にきのこが嫌いになるとは…でも生体きのこだけだからまぁいっか。
そんな時だった、ギルド職員の今日受付で会ったお姉さんが走りながらこっちに走ってきた。その顔ははぁ…はぁ…と息を切らしていた。
「さ、さっきの、きのこの依頼の…方?はぁ…はぁ…」
「どうされましたか?」
「お姉さん、何か不備でもあったの?」
「保護者さん、ギルドマスターから色々聞きたいそうです。至急ギルドマスターの部屋までお願いします」
「…分かりました。それじゃあハルヤ、スバル、エリナちゃんとお利口にして食べてるんだよ。お腹空いたら何かこれで買ってきていいからね」
「それじゃあ、行きましょう」
お父さんを案内しつつ俺達とお父さんは別れた。
「なんだろうね?ハルヤ兄」
「きのこ関係だろうね」
「何かやっちゃったのかな…?」
" 別になんもなかったけどね "
" うん "
" うがっ "
「あ、フェル起きた」
「君達!」
はぁーーーーまたこの人かよ…
俺達の目の前に現れたのは今日さっそく勧誘してきた【トウモロコシ】のヒロキさんだった。
後ろには仲間と思われる人が数人いた。
「なんですか?」
「きのこ狩りなんかより俺達とパーティーを組んで一攫千金を狙わないか!」
頭がおかしいのかな?
「(ハルヤ兄、この人ってあの人だよね)」
「(めんどくさいが…俺がなんとかする。お前達は口を出すな)」
「「(了解)」」
「俺達は別にお小遣い稼ぎでギルドの依頼を受けているので一攫千金とか興味ないです」
「特にそこの獣人の女の子と男の子!君達には是非入ってほしい!」
「俺は行かねぇー。ハルヤ兄と一緒の方がいいし」
「私もハルヤさんと一緒がいいんです」
「あんた達!リーダーになんて口の聞き方してるのよ!」
なんだ?
叫んだのは後ろにいた紛れもなく魔法使いの女の人だった。大きな帽子に、長いローブ…典型的な魔法使いだね。
「は?俺達は元々貴方達とは組まないと言っているんです?それが何か文句でも?」
「貴方達はFランク!私達はBランクよ!?」
「それが?」
「それが〜?あんたねぇ…口の聞き方を変えなさいよって言ってるのよ!」
「そうか、そんなのお前の勝手だろ、命令するな」
バッ!と身体から殺気を放てば女はビクッとなってからカクカクと震え始めた。
俺の殺気には3種類ある。
1つ目は、動きを止める殺気。普段はこれかな?
2つ目は、魔物限定だけだ動きを遅くして、なおかつその場にうずくまる殺気。
最後に、体と脳の機能を停止させて気絶させる殺気。本当にブチ切れた時や、殺さなせればならない時だけ。
そもそも殺気はフェルと契約しているため発動出来る。多分だけどフェルの力が契約によって入ってるからだと思う。
「は…ハルヤ兄…」
「ハルヤさん…」
「この!火球!」
ガクガクした体で俺は目の前で魔法を放った女の人。
俺はそのまま立ち尽くした。これでこの人も終わ…
「ったく…」
俺に当たる瞬間、横から斬撃が飛んできて火球が消え去った。
「お前ら!何新人にちょっかいかけてんだよ!」
「あ、あ、「「「「アルマさん!」」」」
「「「 " " "アルマさん?" " " 」」」
横を一斉に見るとそこには大きな剣を持ったおじさんが立っていた。
この人がアルマさん?というか、片手に剣、片手に飯持ってよくあんな斬撃くりだせたな。
「新人冒険者は普通にしてればいいんだよ。それにお前らどうせその獣人が珍しいからって理由で勧誘してんだろ」
「そ、そんなこと!」
" 本当に怖かったよね〜急に勧誘してくるし、これで2回目出しねぇ〜 "
チョコナイス!
ふむふむと考え込んでから俺たちの座っていた席に座るアルマさん。うわぁ…どんだけ食べるんだよ。食べる量間違ったんじゃねーのか?
アルマさんは豚バラの焼いた物と、飯を釜飯?ぐらい入ってるしもう何が何だか…
" 主人良いのですか? "
「まぁ、助けてくれたようなものだしな」
「んで、お前らはとっとと失せろ、俺は坊主達と話し聞くからほら去った去った!」
「すまねぇなお前ら」
「大丈夫ですよ」
「ハルヤ兄、俺ポテト買ってくる」
「私は野菜スティックを…」
「分かった。気おつけて買ってくるんだぞ」
「「は〜い」」
" " 僕達を置いていかないで〜! " "
さて…目の前にはアルマさん一人…か…
「坊主、お前は貴族か?」
「はい、貴族と言ったら貴族ですね」
「それで、あの獣人の子らは奴隷か?」
「はっ?」
ボッ!と辺りが冷えるほどの殺気を出す。
それをすぐに感じたのか、手を挙げてゆらゆらと動かして危害を加えないポーズを取る。
フェルが俺の腕によじ登ってきて俺は殺気を放つのを止めた。
新しい人ですね〜アルマさんはおじさんですよ?




