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23話

今回はお風呂とスバルが起きてから1週間後の会話だけです。すいません…


"気持ち良いね〜"


"やっぱりお風呂だけは譲れないですね〜"


「フェ〜ル〜何泳ごうとしてんだよ」


"セロ様…いや…おの海に行った時に久しぶりに泳いだのでもっと泳ぎたいなーと…」


「でもフェル今日海行ってめっちゃ魚取るついでに泳いでたじゃん」


"それとこれは違うんです主人"


「ハルヤ兄手止まってるよ」


「あ、悪い」

食事も済み、休憩もしたのでお父さんを除いてお風呂に入ってます。

スバルが3日も風呂に入ってなかったので獣臭い事もあって俺がスバルの体を洗ってあげています。それに正直な事を言うと、体よりはケモ耳が目的でもあったり…

体は後ろが俺が洗い、前はスバルが自分で洗っています。別に俺が前を洗ってもいいんだけど。

バシャーン と桶にお湯を入れてスバルの体にかけて、次は髪の毛、及びケモ耳を洗う。


わしゃわしゃわしゃ


「痒いところは無いか?」


「耳の付け根が痒い」


「ここか?」


「……ぅあ…そこそこ」

度々スバルは甘い声を出したので、それには俺も容赦しない。

ケモ耳の付け根や骨がある三角の斜めの部分、耳の先端をねちっこく洗う。別にいやらしい事はやってません、洗ってるだけです。そう、洗っているだけなのです。


「ハルヤ兄…もぅ……」


「ここはまだ洗えてないぞ?」


「…ひゃあ!ちょっとー!」


「悪い悪い、ほらお湯かけるから目瞑ってろ」

バシャーン とお湯をかけて泡を落とす。そしてシャワーを持って綺麗に地肌に付いているかもしれない泡を落とす。


「はい、完了」


「次は俺がハルヤ兄の背中と頭洗う」


「別に俺はいいよ」


「そうだぜ〜ハルヤはスバルのお兄ちゃんなんだから弟がやってあげるって言ってるんだからやってもらわないと〜」


「セ……セロお兄ちゃん…」


「ほら!セロ兄も言ってるからほら!ハルヤ兄あわあわにするやつ貸して!」

それから、スバルとセロお兄ちゃんから体を丸洗いにされたのは言うまでも無い事だった……





















スバルが目覚めてから1週間後スバルは普通にお父さんとお兄ちゃんと一緒に剣の稽古をして、トロイア先生の勉強を普通にやっていた。


「ではスバル君、魔法陣を書くときに注意する事はなんでしょうか?」


「魔法陣を書く時に注意する事は、指先に魔力を集中して書く事です」


「素晴らしい」


「えへへ」


「懐かしいですね〜こうやって狼種の子を教えるのは」


「そうなんですか?」


「そうなんだよ〜」

トロイア先生に聞くと、お父さんがトロイア先生から別れた後にやってきた狼種の子供達がいたらしくて、勉強は頑張るし、魔法を教えると沢山実践しては挫け、実践しては挫けを繰り返して成長していった教え甲斐のある子達だったらしい…

だがその子達と別れたその数週間後に頭の良い狼種の獣人として奴隷として売られていたそうだ…


「それ以来だからね〜けどあのクソ餓鬼のところにいる子達だ絶対に私は後悔しない事にするよ、それにフェンリルにカーバンクルなんて従えているそこの子もいるからね」


「ははは…」



暑さでスマホ自体触る気力もないのです……

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