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12話

ブクマありがとうございます!


ブン ブン


「おぉーー!」


まだまだ女の子達のお風呂がまだなので、お父さんとお兄ちゃんがスバルに軽く剣を振るっている。それを見て子供の様に可愛いらしい顔で感動している。


やっぱり、男の子だな〜っと思う。俺的には魔法がいいんだけど…仕方ないスバルの人生だもん。


「兄ちゃんとお父さんすげーー!カッコいい!」


「なんか…照れるな〜そうか〜カッコいいかーそうだよな!」


「ハルヤは魔法使うからな〜全然見向きもしなかったもんな」


「だって重そうなんだもん」


"主人は魔法は良いですが、力が弱い軟弱体質ですからね"


「あー!フェルが言っちゃいけない事言った!」


"事実では?"


「うっさい!」


はははっと笑われる。


それからは、お父さんがスバルに剣を渡して軽く素振りをするとキレがいいとお父さんに褒められて可愛らしい笑顔で尻尾を揺らしていた、お兄ちゃんは横で軽く魔法を使っていた。

チョコとももは花壇の花に顔を突っ込んで遊んでいた。何したんだよ。と思ったけど、小学生の時によくやったと今更ながら思う。

俺はずっと、魔道書を読んでいましたけど〜




















---


「らっしゃ〜い」


「いらっしゃいませ!」


「い…いらっしゃいませ!」


"美味しいよ〜"


"…"


祭り当日になった。


ユール家全員はマークの街の結構人が集まるところに出店させてもらった。


一日空き家を借りて裏ではお母さん、セラお姉ちゃん、エリナがハンバーグとハンバーガーの肉を作ってもらっている。今は俺とお父さんと、スバルとフェルなチョコが店番をしている。

お兄ちゃんはみんなの夕飯の買い出しに行ってます。


ハンバーグとハンバーガーの同時購入でフェルに一回触れる特典も付けました。ハンバーグは銅貨20枚、ハンバーガーは銅貨30枚に設定してある。


「ハンバーグ1つくれ!」


「ありがとうございます、銅貨20枚です」


「ちょっきりだ確認してくれ」


「…っとちょうどですね、確認しました」


肉を焼いているのはお父さんで、俺とスバルが詰めたりお金の処理をしている。


「スバル、詰めれた?」


「うん、はい」


「ありがとう。どうぞ、お品物です」


「うまそ〜ありがとな!」


「ありがとうございました〜!いらっしゃいませ!」


次々とお客さんがやって来る。なんとこの世界では肉を食べるのは焼いて塩や、香辛料で味を付けたりするだけだそうです。最初は、マジか!となったけど、逆にこれは使えると思ってフェルに言わせる形でみんなに提案すると即採用された。


「セットでください」


「ありがとうございます!銅貨50枚です」


「はい」


「確認しました。では、隣の狼のお触りをどうぞ」


「か…噛みませんよね?」


「絶対に大丈夫です」


ゆっくりとお客さんがフェルを触る。ぱぁ〜っと、なんだこの触り心地は!って顔になっている。その間に、ハンバーグたハンバーガーを作って袋に入れる。


「お触りタイム終了です。お客様どうぞ、お品物です」


「あの…もう一個セットで頼めば触れますか?」


「はい、その際は必ず順番の最後にお並び頂いてからになりますが…」


「分かりました、ありがとうございます」


ふぅ…まだまだ沢山人いるな〜そういやチョコとももはどうしてるんだろう。


「お前たち、お兄ちゃん帰ってきたから裏で飯食ってから遊んでこい!」


「「「やったー!」」」


「ありがとうございます、お父さん」


「気にすんなエリナ、子供は風の子って言うからな沢山遊んで来い」


「うん!」














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