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11話

テスト終わったのでほぼ毎日更新します!多分!


リビングでは、テレビ…は無いので、お母さん達は本を読んで待っていてくれました。

チョコはスバルの頭の上に乗り、ももは俺の頭の上に乗っている。手で抱き上げるのもいいが、なかなかに重いので頭の上に乗ってもらってます。2匹も落ち着くと言っているので、まぁ良しとしますか。


「お風呂先入りました〜」


" "気持ち良かった〜" "


"いつも通り、最高でした"


「お風呂入ったから、次入ってくれ」


「姉ちゃん…お風呂気持ちよかったよ」


「そうなの?なら、私も早くお風呂で洗わなきゃね」


「よし、女軍団お風呂に突撃よ〜!行くわよ、セラ!エリナ!」


「女の子はいい匂いにしにきゃモテないわよ〜エリナちゃん!」


セラお姉ちゃんはエリナちゃんの手を引いてお風呂場に走って行く。その表情は妹が出来た姉って感じで幸せそうでした。


「はい!早く行きましょう!」


" "いってらっしゃ〜い" "


ももとチョコの2匹は手を振って見送っていた。

さてさて、マークの祭りの出し物はハンバーグとハンバーガーで、明後日から2日間祭りが開かれるので家族総出で行きます。

軽いお金稼ぎ的な物です。


「じゃあ、今から明後日のお祭りの屋台の当番を決めます!」


「祭りってなんだ?」


「祭りって言うのはなスバル、簡単に言うと楽しい行事だ」


って…お父さんスバル抱き締めて寝てるし、そして満更でも無い顔してるんじゃねーよスバル!


"僕たちはどうしようね〜"


"近くで店の案内となすればいいんじゃ無いか?"


"そうだね〜ならそうしよっか!"


肉に関してはフェルの収納魔法の中に入れておけば腐らずに、冷めずに、ぬるいままなので氷魔法で凍らせなくてもいいのがいいね。


一応決まった事は、メイドさん達は休みにして家族5人と、スバルとエリナの7人で屋台をやろうと思います。


主に俺がやって、お母さんとエリナちゃんと、セラお姉ちゃんがハンバーグのタネと、ハンバーガーの為のバンズ、野菜、ソースを作ってもらう。

俺とお父さん、お兄ちゃん、スバルは焼いたりする係で、移動販売は俺とスバルとフェル。客引きとかにカーバンクルのチョコとももにやってもらう。


もし、売り切れずに残ったら周りの出店してる方々におそそわけしようと思います。


「俺……大丈夫かな…」


「大丈夫だって、心配するなって」


「ふわぁぁぁ…すまんなスバル。そんで、決まったかハルヤ?」


あ、お父さん起きた。


「うん、決めたよ」


「そうかーならスバル、一緒に剣だけ持ってみるか?」


おぉ…すごい可愛い笑顔になって、尻尾めっちゃ揺れてるんだけど。


「本当に!?やったー!お父さん大好き!」


「なら、俺が剣の基礎を教えるよ父さん」


「そうだな、人に教えるのもいい事だからな。なら頼むぞセロ」


「はい!」




















狼の里


黒銀狼こくぎんろう白銀狼はくぎんろうが拐われた!?」


「申し訳ございません!肉を取りに行くと言って帰ってきません!」


「すぐに取り戻す!皆にそう伝えろ!」


「仰せのままに!」


頼む。スバル…エリナ…無事でいてくれ…





私はガロ・ウェルナ。狼種の長である。

俺は白銀狼で、妻が黒狼だ。娘と息子のエリナとスバルには、将来この狼の里の長になってもらう為に、幾度となく狩りを教えたりしていた…剣なんてものは狼種にはあんな人間風情が作った物は要らない。


度々起こる誘拐の数々、人間の貴族とやらが我らを欲して誘拐して行く…虫唾が走る。


俺は長だ。他の者の子供であろうと大事な家族なのだ、何回も誘拐され、何回も蹴散らしたが…今回だけは許さない…絶対にスバルとエリナを攫った奴は殺してやる。






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