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異世界チート殺し-キラー-  作者: かなたの
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転生者という名の死者-使者-

私が初めてエルヴァルへ干渉してから300年の月日が流れた。


種族間での争いは戦争へと発展し、表面上収まってはいるが緊張状態が続いている。





私は神として力なき、魔法の使えぬ人間に魔法を使う手段をもたらした。


それは魔石。


魔石には私の力が込められており手にした人間が望んだ魔法を発現する。


これにより人間の生活は魔法…いや魔石を中心にして回ることになった。


魔石に対し魔族の使う魔法は「始祖の魔法」。


始祖の魔法はその場その者にあったモノしか使えぬ魔法で、魔石のソレと比べると不便で弱い。


魔石を使えば無から有を。何もないところで何でも作り出すことができるのだ。


また、既に完成されている魔石を投入する事により技術の需要を減らし技術の発展は遅れの兆しを見せた。


こうすることで人間の私への信仰は回復していったのだ。


人は未だに馬車を引く、未だに弓を撃つ。


しかし、それでいい。


魔石によりほとんどの事を補える。私の英知、私への感謝で生活しているのだから。


回復した信仰により使者をこの世界に送ることができるようになった。


神の息がかかった使者だ、それ相応の力を持っているのは自明だろう。


異世界で死んだそれなりに見込みのあるものをこの世界に流し能力を与え世界の中心を目指させる。


あぁなんとよくある冒険譚か、しかし王道とは人の心を簡単に揺さぶるものだ。


先の大戦で私の用意していた管理機構エニアグラムも崩壊し転生者を阻むものもいないだろう。


では私は使者を選別する作業に戻るとするか。


このままいけば私の思惑通り世界は崩壊するだろう。


君とはその時また会うとしよう






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