再 二人だけの夕飯①
前回までのあらすじ
オッス!オラソヨヒト!!
白熱を極めた、天下一、、
ジャンケン大会は、誰もが予想出来る
出来レースで終わりを告げた。
「シル、とりあえず宿行くか、」
俺は最大限の平常心を搾り出し普通を装う。
(ここで下手に動揺すれば後が気まずくなる、、、がんばれおれ!!)
「うん!にーさん場所わかる?」
「うーん?すすきのあたりだと思うんだけど、、、歩くか?それとも地下鉄乗るか?」
「せっかくだから歩きたい、、、」
そう言って、俺の手を握る。
あのシルさん?確かにさっきは手を繋いで歩いてましたよ!でも、今はちょっと、状況が、、、、がんばれ!おれ!
「あっ!さっき気が付かなかったけど、
ここが時計台だ!」
俺がそう言うとシルが、
「綺麗なとこだね、、、にーさんこれ知ってるの?」
「うーん詳しくは知らないけど、この札幌って街の観光スポットで、農業学校だったと思うけど、その初代教頭のクラークさんが、作ろうと、言って、この国の元号で明治って時代があるんだけど、その時代に作られた、時計台なんだって、、、」
(あってるよね?)
「ふ〜ん、、、」
(シルさん、、、絶対わかってない、興味無い、って時の、ふ〜んですよね!)
「そういえば、シルな故郷には元号ってあるの?」
「元号?」
「うーんそうだな、その年の名前みたいな、例えば、西暦ってのがあって今は、2024年、
この国特有の元号なら令和6年なんだけど、、、」
「あ〜天人の事?」
「あまひと?」
「そう、お義父さんが世界を平和にした記念で、そう呼ばれてる、今年は天人2年だったと思う、、、」
「マジで、、、ちなみに昔は?」
「無かった、、、」
「そうなんだ、、、」
こんな旅先で、突然天国のオトンが、すごい人物だったと、あらためて思わされてしまった、、、惜しい人を亡くした、、、。
そんなこんなで、時計台を通り過ぎ、
大通り公園通過、さっきの狸小路を抜けて、すすきのを歩く、、、!!
ちょといかがわしいお店もちらほらと、、、
(今はやめて!!)
無事、ホテルに到着。
オトンが事前にホテルに連絡してくれたおかげで、無難にチェックイン!!
部屋に入ると思っていたより、広い部屋!
「へぇ〜意外といいいい、、、へや?」
奥のベットを見ると、ベットは、ツインでは無くダブルが置かれていた、、、、。