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現実世界こぼれ話し⑧春休みの日に
春休みの平日の昼下がり、バイトに向かう為、
部屋を出る。
何やら居間が騒がしいので覗いて見ると、
オトンが右胸に、亀と書いてある柔道着を着て、真剣な表情で、か◯◯◯波の練習していた、、、。
「オトン、、、何してる?仕事は?」
オトンは俺の方を、見向きもしないで、
「今日は、か◯◯◯波の練習、、、ローネさんこんな感じかなぁ?」
「ノリヒトさん魔法は正しく詠唱しないと発動しないのよ?その、、、か◯◯◯波?、、、詠唱あってるのかしらぁ?」
「なら!ローネさんがやってみて!!」
オトンは真顔で言う。
「そーね、か◯◯◯波?」
ローネさんもオトン同じ詠唱?とポーズをする
、、、、何も起きない
「やっぱり、美人何しても美人だなぁ〜」
自分で言っておいて気まずくなったのか、
話をそらすオトン。
「ソ、ソヨヒトもやって見るかぁ〜?この武道着も貸すぞ!!」
俺は冷たい目線送りながら、
「冷蔵庫に殺されろ」
そう言って、家を後にした。