ビバ!!家族旅行!!④
オトンの自慢話で、論点がずれたけど、結局、アニメグッツ買いすぎて、お金が無いと主張したかったらしい。
ビジネスジェットに乗る金はあるけど、タクシーは乗れませんって、そんなつまらんボケの為に、、、、
「シル、ほら焼けたよ」
なぜか隣でご機嫌斜めの、シル姫に焼けた肉を取り分ける。
「ありがとう、、、」
シルは警戒をしながら、羊の肉をパクリ、、、
「お、おいしい〜」
シル姫が笑顔になる。
「ローネさん、シルちゃんここの羊のお肉は、
臭みが無いからすごく美味しいんだよ!
さあ〜ドンドン焼こう!!」
そう言って、焼肉奉行のオトンが張り切って
肉を焼く、
基本多田野家は、お鍋、焼肉は、オトンが奉行になり、俺はそれの補佐をする。
オトンは、ジンギスカンプレートで常に肉を焼いたり、野菜を焼いたり、足りなくなるとオーダーを追加したりと、テキパキとこなす。
俺は、焼けた肉を配り、空きの皿を片付け
ドリンクの追加注文したりする。
オトンと俺のコンビネーションが良く、毎回
女性陣には好評だ。
お腹も膨れて店を出ることに、
「さて〜オトン次はどちらですか?」
オトンは胸を叩き!
「次はここから電車に、、、」
その言葉を遮る様に、オカンが発言する
「おとーさん私達は別行動するわね!」
その言葉に俺はピンと来た!!
はは〜ん!!これはあれだ!オトンを俺に押し付けて、自分達だけで、北海度を満喫したいってやつだ、、、
オトンはキョトンして
「あ〜別にいいけど、、、」
「ありがとう!おとーさん!じゃ〜行きましょう!シルちゃん、ソヨヒト!」
(うんうんそーだね!3人で満喫して、、、っておい!なんだって?)
「オカン?どう言うこと?」
「何が?」
と、平然と答えるオカン、、、
「いや〜なんて言うか、、、」
俺が言葉に困っていると、
「おかーさん、ソヨヒトとデートしたいの!
そろそろソヨヒト、おかーさんと一緒に歩いてくれなくなるでしょ?、でも、おかーさん二人だとソヨヒトが嫌がるでしょか?
だから、シルちゃんも一緒にね!
ほら、行くよソヨヒト、シルちゃん!」
そう言ってオカンは歩いて行く。