エルフの伝承②
エルフがまだハイエルフ(原種)だった頃。
森と森の生き物たちと友愛を求める為に、
魅力の魔法を使っていた。
いつしか、ハイエルフは、エルフとなり、森を出て、町を作り、それが都市となり、
国となって、エルフ王国が建国された。
その際に、多くのエルフは、ハイエルフの名残りは失い、一部のその力だけが残ったそんな伝承。
シル
「それでね、学校男子が私に魅力されてるんじゃないかって、お母さんが、、、お義父さんもその可能性があるって、、、」
シルは要点をまとめ必要な部分のみソヨヒトに説明した。
シルはソヨヒト様子を伺いながら、、、
シル
「にーさんはどう思う?」
シルは上目遣いでつぶらな瞳で俺を見つめる。
ソヨヒト
「シルさん今のはあきらかに俺に魅力使ってますね、、、」
シル
「え〜なに〜?にーさん〜そんな事ないよぉ〜」
シルは上目遣いで口元に指を当てながら言う。
こいつ〜俺は平常心を装い
ソヨヒト
「まぁ〜俺は効かんけどなぁ〜」
シル
「にーさんそれひどい〜」
やっぱり使ってるじゃねーか!しかし、その話しには納得出来るところがある。
アイツらの行動は常軌を逸脱している。
しかもシルがいやがってるのにお構いなしって連中も多い、、、それに関しては疑問もあったぐらいだ、、、
ソヨヒト
「例えばシルが彼らを魅力で操る事は出来ないのか?」
シル
「わからない、多分出来ない使ってる自覚が無いんだよねそもそも詠唱もしてないし」
無自覚で発動させているのかぁ、、、
ソヨヒト
「でも良かったじゃん!原因となりうる推測が見つかった事で、対策が出来るんだから」
シル
「うん、お義父さんが対応してくれるって」
ソヨヒト
「そうかそれなら安心だな」
シル
「うん、でもどうしてこんな事に、、、」
ソヨヒト
「ローネさんにはシルと同じ事が起こってないの?」
シルは少し考えた後、
シル
「多分ない、そうなってたらもっと早くにこんな話になってる」
ソヨヒト
「確かに2人に同じ事が起きていれば大変な事になってるな」
そしてシルがつぶやいた、、、




