働く意味①
本日は4月30日4月の最終日!!明日と明後日、学校とバイトに出ると晴れてゴールデンウィーク!!
苦学生は苦労が絶えない、、、そう思っていたけど、、、俺も働く必要無くね〜?
だってパパ金持ち!!
そんな邪なことを考えニヤニヤしながら歩いていると、姿の見えないシルが、、、
シル
「にーさんそこの公園寄って行かない?」
と、珍しくお誘いを受ける。
ベンチに座っていると、
シル
「⚪︎△◻︎×←↑※、、、解除」
そう言うと忽然と隣にシルが姿を現す、、、
金髪ロングの髪は少しウェーブ気味で、髪からすこしでた耳がピンと立つ、、、。
物憂げな顔で遠くを見る青い瞳がより、絶世の美少女を引き立てる、、、アホ共が夢中になるのもうなずける。
ソヨヒト
「どうしたんだシル?」
シル
「にーさんに相談があるんだけど、、、」
シルは俺を方を見ることなく遠くで揺れる木を眺めている。
俺もその木を見ながら、、、
ソヨヒト
「言ってごらん」
シル
「私が何かしようとすると、みんなに迷惑がかかるの今日だって、、、何も頼んで無いのに、、、」
そう言ってシルは次の言葉を飲み込みうつむく、、、。
ソヨヒト
「シル、、、これは俺の独り言、、、だから気にしないで聞いて」
シルは俺の方に振り向く、、、俺はそのまま遠くの木を見て
ソヨヒト
「シルを見てると幸せになる。
シルが頑張ってると応援したくなる。
シルが何かしていると手伝いたくなる。
みんなダメだとわかってる。
シルに迷惑がかかるってわかってる。
それでもシルを助けたい、、、今回はその気持ちがたまたま良く無い方に行っただけ、そのうちみんなわかってくれる、、、俺はそう信じたい、、、。」
シルは無言で俺を見続ける、、、。
ソヨヒト
「でも、、、シルはそれをわかってるんだろ?
それでいいんだよ好きにしなよ!応援するから」
シルは笑みを浮かべた後、
シル
「ありがとうにーさん、、、」
と、俺の肩に顔つけて泣いていた。