学校と義妹
ソヨヒト
「シル、耳伸びてるよ」
俺は玄関で、靴を履くシルに指摘する。
シルは不機嫌な顔つきで、
シル
「ありがとう、、、先、行くね、、、。」
と、耳に手を当て、詠唱しながら外に出ていく、俺もシル後を追い、少し離れた位置でシルの後を歩く。
シルの耳は人族と変わらない長さになっていた。
桜が満開の季節が訪れて、今日から俺は高校2年生、義妹のシルも昨日、同じ高校の入学式を終えて今日から一緒に登校、、、とはならず。
ソヨヒト
(普段からめっちゃ避けられている。)
まぁそんな感じで、ついでに俺の家の自己紹介しよう!俺の名前は、
本人 多田野 梵人「タダノソヨヒト」
16歳 高校二年生
父 多田野 典人
38歳 研究者
母 多田野 幸
38歳 専業主婦
義母 多田野ローネ(ローネTミネフト)
義妹 多田野シル(シルTミネフト)
義母と義妹は、今年の春から本格的に一緒に暮らしている。
昨年の夏から色々ありすぎて、正直心の整理が付いていない、、、。
学校に着くと、クラス分けの掲示板で、自分の名前を見つけて振り分けられたクラスに入る。
クラスの中で、1年の頃からの気心を知れた、友達と目が合いあいさつを交わす。
お互いの春休みの、他愛も無い出来事の、報告しをひとしきり終えると、友達のトオルが急に冷たい目を向け。
トオル
「で、?それだけ?」
俺は言葉を詰まらせながら
ソヨヒト
「そっ、、、そうだなぁ〜後は、ゲームとかぁ〜」
と、話を逸らそうとするが
トオル
「そういえば、お前知ってる?今年の一年生にすげー美人が入って来たの?昨日の入学式から噂で持ちきりだぜ」
俺は知らぬふりをして
ソヨヒト
「へぇ〜そうなんだ〜今度見に行ってみようかなぁ〜?」
トオルは俺の耳に手をやり、
トオル
「お前の目、めっちゃバタフライで泳いでるんだけど、、、。」
ソヨヒト
(やばい、、、これバレてる、、、。)
話が少し戻るがこの春から、ローネさんとシルが、我が家に加わる為に、オトンは色々な工作をしている。
ローネさんとシルの、在留カードの取得。(永住者)
2人の居住の為の賃貸マンション
シルの学校の入学。
どれも良く出来たよなぁ〜
特に、貧乏な我が家が、タワーマンションの最上階を借りるとは、、、オトン見栄を張りすぎ、、、それともオカンの実家の財力、、、? そんな中、シルの学校入学関連で、シルと一緒に居るのをトオルに見られていたと言うことか?
トオル
「それで、どう言う関係なの?」
トオルが冷たく言い放つ。
ソヨヒト
「オトンの遠い親戚的な?、、、訳あって日本に来たので、協力してる的な?」
日本新記録が出るぐらいの見事な泳ぎっぷりの目をしてたと思う、、、。
トオル
「そう、、、まぁ深くは聞かないけど、今度紹介してくれるんだよねぇ〜兄弟!!」
トオルは期待のこもった目でおれを見つめる。
ソヨヒト
「そっ、そうだなぁ〜今度?いつか?来年?再来年?10年後、、、?」
俺は天を仰ぎながらそうつぶやく。
トオル
「おっお前、、、。」
トオルが何かを言いかけたが、俺はそれを遮り、
ソヨヒト
「なんで、、、? お前には可愛い彼女が居るだろ〜、、、。」
トオルはその言葉に、言いかけた言葉を飲んで黙り、そして再び、
トオル
「春休みに別れたよ」
ソヨヒト
「えっ!、、、なんで、、、?」
そう問いかけた時、ホームルームのチャイムが鳴った、、、。
トオルは立ち上がって
トオル
「お前にはちゃんと言わないとな、、、今日は部活があるから、夜連絡するよ」
そう言って自分の席に戻って行った。