ニューヨークからのハッピーニューイヤー②
母の言い分はこうだ、、、。
母は長年の夢とは言え、国際弁護士としてのここニューヨークでの生活は、決して楽なものではない。
それなのに父は、浮かれ気分でショッピングで散財をしまくり、母の機嫌が悪くなったのだ。
母も最初はニコニコと笑顔で我慢していたのだが、無神経な父の一言で母が豹変した。
さおりの父
「いや〜買った買った!!ついついそんなにいらない物も、雰囲気で買ってしまった!!」
と、この日、父は上機嫌に約100万近くを散財していた。
ただでさえ物価高が深刻なニューヨークで、家賃を抜いた母の生活費の2〜3ヶ月分の金額は流石にやり過ぎだ。
まぁ、、、わたしも父からの多少の恩恵を受けたので、あまり文句は言えないのだけど、、、
さおり
「わかるけどさ〜もう直ぐ年も明けるんだから!!
ケンカを来年まで持ち越しはやめようよ!!」
母も流石にこのまま年を跨ぎたくない様なので、、、
さおりの母
「、、、ふう〜そうね!!ここで止めましょ!!」
父は母のその言葉を聞いてホッとした様で、わたしの顔を見てアイコンタクトでありがとうを、、、まったく!!
父は母に頭が上がらない、わたしも気が強いと自覚しているが、母はわたし以上に気が強い、それでも父は母にベタ惚れだ、、、
どうすればわたしも母の様になれるだろうか?
、、、正確的にソヨヒトは父の様にはならないだろう、、、そもそもしっかりしてるし、、、。
あ〜あっ!!
結果的にわたしの方がソヨヒトにベタ惚れなんだよなぁ〜
こんな人には言えない状態に甘んじてるなんて、、、
そうこうしてると年が明けた、、、本当はタイムズスクエアでの、カウントダウンを楽しみにしていたけど、母が治安が良くないからダメだって、、、
こんなことなら日本で、ソヨヒト達と一緒に過ごしていれば、、、
そう思っているとソヨヒトからあけおめメールが!!
ふふっ!!ソヨヒトって、いつもタイミング良くわたしのケアをしてくれる!!
やっぱり早く日本に帰ってソヨヒトに逢いたいなぁ〜!!
、、、チュート?、、、
、、、まったく!!シルちゃんは本当に生意気ね!!
、、、なるほど!!ソシャゲーね!!
、、、なんでフレンド申請してくるのよ、、、
ふ〜ん!!二人っきりだったんだ、、、
あの子いちいちマウントとってくるじゃないわよ!!むかつく!!
もう良いわ!!帰ったらいっぱいソヨヒトに甘えよう!!
覚悟してなさい!!愛しのソヨヒト!!




