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異世界義妹  作者: 異世界転生希望者A
第5章 年末にかけてイベントって多くなるよね、、、
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ニューヨークからのハッピーニューイヤー①

母親と父親がまた喧嘩している。まったくこの二人は顔を合わせれば、、、


母と父のなり染めは、母の大学在学に交際、妊娠、結婚、出産と、いわゆるデキ婚で母曰く、だからしょうがなく結婚したとか、、、。


母はわたしの出産と育児のために3年ほど休学し、その後無事に大学を卒業して、わたしを育てながら法律を学び、

今は国際弁護士として、生活の拠点をここニューヨークに移している。


まぁ、母の場合、正確には大手法律事務所で、渉外弁護士をしながらニューヨーク州弁護士を取得する為、日々頑張っている様だ。


ちなみに母が所属している法律事務所は、世界規模で展開されている。フリーフィールド法律事務所、最近になって知ったことなのだが、この法律事務所の創業者達は、とある孤児院の人たちが中心となって設立しており、そのこともあって慈善事業にも大きく力を入れているとのことだ。


さおり

「ねぇ〜いつまで言い合ってるのよ!!

せっかく私たちがこっちに来たんなから!!いつまでもつまらないことでケンカはやめてよ!!」


母の仕事の都合で年末年始に日本に戻れないからと、

わたしと父をニューヨークに招待してくれた。


しかもびっくりしたのは、ニューヨーク行きの渡航費は全て会社持ちのファーストクラス、、、すごい!!


なんでも母の所属する法律事務所の会長が、母の旧知の親友らしく、、、


さおりの母

「あんたわたしがこっちで頑張っているんだから!!

娘と旦那を呼ぶ費用ぐらい出しなさいよ!!

娘はファーストクラスよ!!旦那は、、、

まぁ〜エコノミーで良いわ!!」


と、とんでもないことを要求したとか、、、

それを聴いたわたしが母に、、、


さおり

「いくら友達だからってそんなこと言ってクビにならないの?」


と、尋ねると、、、


さおりの母

「なに言ってるの!!あの子はわたしにどれだけの恩があると思ってるの!!私がいなかったらあの子は今の様に、呑気な専業主婦なんかしてなくて、バリバリのキャリアウーマンになって霞ヶ関にいたわよ!!

全部わたしのおかげなの!!」


、、、?

どう考えてもバリバリのキャリアウーマンの方が、、、

でも、それはわたしが母の様に求めているから?


話は今に戻って、、、。


さおり母

「ごめんねさおり、、、でも、このバカが、、、」


母が怒る理由はわかる、、、それは、、、


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