それぞれの思い③
子供みたい泣きじゃくっている、、、
ずっと我慢してきた、、、
ずっと堪えてきた、、、
早く大人にならなければと思っていた。
でも、出来なかった、、、
俺のダムは決壊をした。
自分で収拾出来ないとこまで、、、
行ってしまった、、、、、、、
、、、、、、
、、、、、
、、、
、、
、
、
、、、天使が現れた、、、
天使は微笑み、、、
手を握りしめて、、、
優しく手を包んでくた、、、
天使と手をつなぎ歩いた、、、
天使が公園で抱きしめてくれた、、、
天使を知っている、、、
異世界の義妹、、、
シル、、、。
シル
にーさんが泣いていた。
理由はわからない、、、でも、気が付けばにーさんの手を握って連れ出していた。
人気の少ない公園のベンチに座らせた。
にーさん優しくて抱きしめた
暖かかった
安心した
心が安らいだ
にーさんが女の人と出かけるのは知っていた。
悪いと思ったけど我慢出来なくて着いてきてしまった。
にーさんの笑顔が好き、
にーさんの声が好き、
にーさんの優しさが好き、
にーさんが、、、好き、、、。
にーさんを思うと熱くなる、、、160年近いの歳月を生きたけど、、、この感情は初めて、、、
私は悪い女だ、、、救世主の息子、ノリヒトさんの子供と言う理由で、にーさんに近づいた、、、
目的のために利用するはずだったけど、、、
けれど、、、
もう、、、
この感情は騙せない、、、。
雨降って地固まる、、、
このことわざの通り、悪いことが起きてその結果いい事になる。
オトンのバカな行動が、俺に暗い影を落としたけれど、そのおかげて新しい家族が出来た。
義母のローネさん、
義妹のシル、、、
二人は俺の掛け替えのない存在。
もう大丈夫!俺は、、、
ソヨヒト
「シル、、、ありがとう、もう大丈夫、、、!!」
気がつけばシルの豊満な胸の中で抱きしめられていた。
シル
「うん、、、でも、もっとにーさんを抱きしめてあげたい」
そう言うと、シルは俺の頭を強く抱きしめた、、、
それにより、柔らかく優しい香りに包み込まれる
ソヨヒト
「ありがと、、、でも、、、これ以上は恥ずかしい」
我に帰ったシルが、俺を突き飛ばす。
そして、二人で笑う、、、
その後、二人で手を繋いで帰った。