朝はしょうがない!!
さおりとシズクは今日は泊まっていく様だ。
どうやら今日が今年会える最終日だとか。
さおりは母親が、年末年始に日本に帰ってこれないとのことなので、父親と一緒にニューヨークの母親に会いに行く行くとのこと。
シズクは家族と毎年恒例のハワイでの年末年始だそうだ。
さすがは白川家、、、なんか芸能人みたいだなぁ、、、。
と、言うわけでいつもの様に美人二人に挟まれて寝ると思いきや、、、
シル
「今日は女子会だから一人で寝てね!!」
、、、?
なんとも珍しい〜!!まぁ〜俺としては久々に一人で寝れるから良いんだけど!!
3人娘はいつもの様にリビングで寝る様なので、俺は自室に戻り勉強をする、、、。
気がつくと日を跨いでいた、、、おっと!!ついつい集中してしまった!!
ベットに横になり寝ようとすると、、、
なんだろう?やけに人肌が恋しい〜まさか俺がそんなことを思うとは、、、。
夢を見た、、、忽然と姿を消したシルを探しに行く夢を、、、いつ帰るかわからない長い旅、、、
さおりとシズクにも別れを告げてシルを探しに行く夢、、、
なんなんだ、、、
うなされる様に夢から覚めだ、不思議と夢の内容が思い出せない、、、漠然とした孤独だけを感じる、、、
思わず自分の体を抱きしめる、、、。
寝汗の影響だろう、、、激しい喉の渇きを覚えて、リビングに向かう、、、。
3人がソファーで寝てるであろ、、、足音を立てずにキッチンに、、、コップに水を入れ勢い良く飲む、、、。
ただの水道水なのにやけに美味く感じる。
何処となく懐かしさも、、、。
ひと心地ついた、、、そう思ったいるとシルが起きた。
シル
「ふぁ〜珍しいね〜」
シルはそう言って俺の隣に立ち、俺の持っていたコップを取り上げて、水を注ぎ喉を鳴らして飲む、、、
俺はシルの横顔になんとも言えない愛しさを感じて、、、
シル
「、、、もう〜どうしたの?抱きつくなんて珍しい〜」
言われて気がつく、、、俺はシルを背後から抱きしめてた、、、なんだろうこの安心感、、、。
ソヨヒト
「あっ、、、ごめんなんか急に愛しくなって、、、」
シルは俺の手に自分の手を重ねて、、、
シル
「安心して!!ずっとそばに居るからね!!」
、、、なんでだろ、、、シルも俺と同じ気持ちなんだろ、、、何故かそう感じた、、、。
さおり
「まったく、、、朝っぱらなに二人でやってるよ!!」
シズク
「あらあら、、、ちょっと焼けちゃうわね!!」
気がつくとさおりもシズクも起きてこっちに来ていた、、、うん!!気まずい!!
ソヨヒト
「その〜しばらく二人にも会えないから抱きしめて良い?」
シルを抱きしめたまま言うなんてクズの極みだが、、、
なに、、、今更だろ!!
さおり
「、、、まったく、朝から盛って、、、
しょうがないわね!!」
シズク
「ふふっ!!朝だからよね、、、ソヨヒト君!!」
そうって4人で俺のソヨヒト君を見る、、、確かに!!
まぁ〜ちょっと恥ずかしかったけど、俺は遠慮なく二人も抱きしめて今ある幸せを感じた、、、。




