色々考えておりますなぁ〜
今日は早く帰ってきなさい!!と、親に言われているようで二人は21時前には帰ることに、、、。
まぁ〜日本のクリスマスは恋人と過ごすイベントだ!!
親としては間違いがあったらと思って門限を設けるのだろう!!懸命な判断だと思うのだが、、、二人はブー垂れている。
帰り際に抱きしめて欲しいと要望があったので、一人ずつ抱きしめてキスをする。
二人は満足気にシズクの車で帰って行った。
部屋に戻りソファーに座るとシルが、、、
シル
「お疲れ様〜!!」
そう言ってホットミルクを出してくれた、、、
ソヨヒト
「ありがとうシル!!」
俺の隣に座ったシルが、肩にもたれながらホットミルクを飲む、、、なんだろシルの温もりを感じると落ち着くな〜
シル
「ちゃんと二人にキスしてお別れした?」
、、、ありゃ〜バレてた、、、
ソヨヒト
「うん、、、抱きしめてキスしたよ、、、怒る?」
シルの顔色を伺うが、、、
シル
「まぁ〜気分は良くないけどしょうがないでしょ!!
わたしが一人で独占する訳にはいかないし、、、」
、、、なんだろ、、、やっぱり最近のシルは妙に大人だ、、、
シル
「わたしね、、、こないだの件は反省してるんだよ、、、」
、、、?はて、、、シルは何かしただろうか?
シル
「わたしは第一妻って言ってるくせに、ちゃんとその辺が出来ていなかった、、、シズね〜が、あんな事になったのはわたしのせいなんだ、、、」
シル曰く、エルフの世界では本当に第一妻のポジションは存在するらしい、、、
特に王族では、后よりも第一妻の方が権限があり、
その第一妻は婚姻の早い順で決まるものでもないらしい。
夫を心から愛して支える事を出来る妻を、夫が妻たちの仲から選ぶのだと、、、すなわち后とは異なる立場で、妻たちの中では一番権限があるとの事。
また、后は正妻となるのだが、出自に左右されることもあり、あくまでも公の立ち位置となる。
ちなみにローネさんはその中でも極稀な、后兼第一妻として4人の妻たちの切り盛りをしていたという。
けして、高貴な出自のでは無かったが、シルのお父さん、、、つまり国王から愛され絶大な信頼があったとのこと、、、。
まぁ、シル自体は赤子だったので実際にその様子は見た事ないとか、それでも側近からその話を聞いて憧れがあったと言う、、、なんとも、、、。
シル
「だから第一妻の条件は、誰よりも夫に愛されて、妻達にも人望がなければならないの、、、
まぁ〜わたしの場合は、誰よりも夫に愛されるはクリアーしてたけど、人望がね、、、」
こらこら、、、サラッと爆弾発言するんじゃない!!
みんな平等だよ〜!!
、、、多分、、、いや〜少し、、、ほんの少しシルを優遇し過ぎてる?
、、、よし!!少し気を付けよう!!
明るい家族計画の為に!!意味違うか?
ソヨヒト
「そうか、、、なんか悪いね、、、シルが隠れて頑張ってくれたんだね!!ありがとう!!」
シルは嬉しかったのか、俺の腕に顔をスリスリする、、、お前はネコか!!
シル
「ううん、、、旦那様のためだもん、、、」
まぁ〜なんとも可愛い事を、、、
ソヨヒト
「そう言えばさっきオトンから連絡があったんだけど、、、やっぱりシルは知ってるのか?」
オトンの事だ、まずはシルに連絡するだろう、、、
シルは申し訳なさそうに上目遣いで、、、
シル
「うん、、、でもね、その件はちゃんと、にーさんに確認してね!!って言った、、、。」
おいおい、、、あれが確認事項か?一方的にボケ散らかして逃げて行ったんだけど、、、
ソヨヒト
「、、、あいつ俺には決定事項として、言いたい事言って電話切りやがったよ、、、」
シルはクスクスと笑いながら、、、
シル
「お義父さんって本当に面白いよねぇ〜」
ソヨヒト
「そうなんだよ!!俺が中学の時にさぁ〜」
この後、オトンの色々やらかし武勇伝をシルに話して
盛り上がった。




