特別企画!!気がつくと見つめていた、、、
俺がクラスで浮いているのは自覚している、、、
特に仲の良い友達がいるわけでもない、まぁ〜話せない仲でわない連中が数人いるけど、だからってそれが友達かと思うと、、、
よくオトンから物事を深く考えすぎたど言われる、、、
確かに事あるごとに色々考える節はある。
オカンに言わせると、どうやらその辺の性格はオカンに似たようだ。
だからあまり深く考えないように一人でいることにした、
そっちの方が気楽だし、空気になればなにも気にならない!!そう、、、俺は空気でいたかった、、、。
ある日、クラスの女子に話しかけられた、、、。
雲野沙織、、、容姿端麗で学力も高い、それ以外は特に彼女ことは知らん!!別に興味も無い!!
さおり
「、、、すごい、、、じゃ〜なくて、、、なんで漫画を小説の表紙に挟んでいるの?」
こいつなに言ってる?そもそもなんでそれを知ってる、、、ああ、、、俺の机覗いたのか、、、。
さおり
「あっ!!そうじゃなくて最初から、、、1巻から貸して欲しいの!!」
おやおやこんなゴリゴリの男漫画を好むとは、、、
こりゃ〜外見とは裏腹で男まさりだな、、、
ソヨヒト
「わかってるよ!!みんなに内緒だろ!!」
どうやら彼女は俺との関係を隠したい節がある様だ!!
まぁ〜こんな隠キャと関わっていると、カーストに響くのだろう、、、。
俺自身も別にその辺を気にするわけじ無い。
そう思っていたのだが、、、
初めはただ本を貸すだけの関係、、、それから次第に人がいない時に本の感想を話す様になってきた、、、
なるほど!!こいつただ自分の趣味を隠したいんだ、、、。
本を貸す関係になってからクラスで挨拶をする様になった。
クラスの女子
「さおり、、、なんで多田野に挨拶をするの?」
さおり
「えっ!!だって最近仲良くなったから普通じゃない?」
クラスの女子
「えっ〜でも多田野って変わってるよねぇ〜」
まぁ〜名前も顔も知らんクラスの女子の言葉は正解だ!!
俺からしても彼女は変わってる、、、。
さおり
「多田野君!!これ読んでみてよ〜!!」
おいおい、、、俺に少女漫画を、、、
さおり
「それ!!ラブコメだけど面白いよ!!」
、、、俺は異世界系が好きなんだよなぁ〜
せめてエルフとのラブコメなら、、、。
ソヨヒト
「さおりが貸してくれたこれ、スゲ〜面白いな!!ヒロインがアホだけどピアノの才能があるところがいいね!!何よりもこの先輩との掛け合いがコミカルでいいな!!」
初めは少女漫画に抵抗あったけどこれは悪くない!!
さおり
「でしょ!!そういえばこの先輩ってなんかソヨヒト君に、似てるかも?天才で少し変わってるし!!」
ソヨヒト
「誰が天才の変人じゃ〜!!」
さおり
「あはは!!思っても、そこまで言ってないよ〜」
ソヨヒト
「思うな!!それならむしろ言え!!」
いつしかこんな冗談を言う関係にもなってきた、、、
なんだろ、、、彼女の笑顔を見ると嬉しくなる、、、
気まぐれで始めた演劇部の手伝いもなんか楽しくてなってきた、、、近くで彼女の稽古を見るのも好きだった、、、
気がつくと見つめていた、、、
けれど、、、
オトンとオカンは凄い仲がいい!!二人を見ているだけで俺も嬉しくなるほどの、おしどり夫婦だ!!
なのに中学3年の春にオトンが何かに取り憑かれたかの様に、、、
異世界に行って嫁を連れてくる
突然そんな事を、、、
俺は深く傷ついた、、、
自分が怖い、、、俺はオトンに似ている、、、
いつか俺も愛した人を傷つけるのだろうか、、、。
だからこの想いは、、、
無かったことにしよう、、、俺は一人がいい、、、。
それから一年後、ソヨヒトはシルと出逢うことになる。
異世界義妹ご一読ありがとうございます。
本来なら昨日投稿予定でしたが、仕事が多忙で
書ききれませんでした。
今回は中学生のソヨヒト視点の物語でした。
これにて1周年と500話突破記念は終了となります。
引き継ぎ 異世界義妹 をよろしくお願いします致します。
異世界転生希望者A




