特別企画!!わたしと変わり者の彼②
クラスの女子
「さおり、、、帰らないの?」
さおりは自席で教科書を広げていた、、、
さおり
「うん!!ちょっとこの問題だけ解きたくて、、、」
さおりは振り向く事なく淡々と問題を解きながら答える、、、。
クラスの女子
「そっか〜じゃ〜また明日ね〜!!
どうする今日はウチで遊ぶ、、、、」
さおりは帰る友達たちの話を聞きながも、別のことを考えていた、、、あの変わり者はなにを考えてるんだろ、、、
誰もいない静寂のクラスに、さおりの筆記音だけがこだまする、、、
しばしのそんな時間の後に廊下から人が歩く足音が、、、
ソヨヒト
「ったく、、、なんだよ不正って、、、お前のテストが簡単だから満点なんだろう!!」
クラスに誰も居ないと思ったのだろ、、、変わり者はぶつぶつと言いながらクラスに入ってくる、、、
ソヨヒト
「あっ、、、お疲れ様、、、」
ちょっと!!わたしと目が合って真っ先に あっ、、、って!!失礼ね!!
さおりはちょっとムッとした口調で、、、
さおり
「お疲れ様、、、どうだったの?」
わたしの質問に首を傾げながら、、、
ソヨヒト
「どうだったか?まぁ〜いい気分にならなかったよ!!」
、、、、彼の曖昧な答えにあえて答えない、、、
理由はさっき彼の口から聞いたから、、、
さおり
「そう、、、それは大変だっわたわね、、、」
わたしはそう言いながら問題を解いていく、、、
変わり者はわたしの後ろを通って自席に戻り帰り支度を、、、
さおり
「一つ、、、聞いていい?」
問題を解きながら彼に言うと、彼は周りをキョロキョロしてから、、、
ソヨヒト
「今の俺?、、、あっ!!なるほど、、、その問いの3だろ、、、お察しの通り間違ってるよ!!」
、、、えっ!!ウソ、、、
本当だ!!なんで、、、一目見て一瞬で解いたの?
さおり
「、、、すごい、、、じゃ〜なくて、、、なんで漫画を小説の表紙に挟んでいるの?」
問題を解くのをやめて彼を見ながら質問すると、
お前、、、なに言ってるの?
って顔で、、、
ソヨヒト
「、、、知ってる?昼休みに小説読んでると、誰も文句を言ってこないけど、漫画を読んでるとすぐに先生にチクられるんだよ、、、なんか不思議だよねぇ〜」
、、、なるほど、、、確かに、、、。
彼はそう言って帰ろうとしたので、、、
さおり
「待って、、、その、、、お願いが合って、、、
その小説、、、じゃなくて漫画貸してくれないかなぁ〜」
わたの言葉に彼は はぁ〜? って顔をしていた、、、。




