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異世界義妹  作者: 異世界転生希望者A
第5章 年末にかけてイベントって多くなるよね、、、
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特別企画!! わたしと変わり者の彼

彼のことは中学3年生になって、同じクラスになってから知った。正確にはテストで毎回ほぼ満点を叩き出す、目立たない物静なボサボサヘアーの男子、、、それくらいの認識だった。


わたしも勉強は頑張っていたので、1年生の時から彼が学年一位だと言うことは知っていたが、逆に言うとそれぐらいの認識しかなかった。

そもそも学力で一位になることを目指してなかった事もあり、同じクラスになってから初めて顔を知ったぐらいだ。わたしが目指していたのは華やかな演劇の世界、、、 

一時は子役としてそこそこ人気もあったが、業界関係者からの嫌がらせに耐えきれなくなり、逃げるように演技の世界から姿を消した。


今は部活で演技をするだけで充分!!


そんな学校生活を過ごしてた初秋のある日、彼が昼休みに自席で、本を読んでいる姿が目に留まった。


昼休みに本を読む、、、一見普通のことだけど、わたしにはものすごい違和感を感じた、、、。


あれ、、、なんか読むスピードが尋常じゃ無いんだけど、、、あれじゃ〜まるで漫画読んでるみたい、、、


そしてその日の放課後、彼はクラスの掃除当番で一生懸命掃除をしていた、、、していた?


さおり

「多田野君、、、そこさっき別の男子が拭いていたよ」


彼は別の男子が一生懸命拭いていた場所を拭いている、、、


ソヨヒト

「、、、えっ!!そうなの?ありゃ〜これは失敬!!」


そう言って彼は汚れてない雑巾を洗いに行こうと、、、


さおり

「、、、その雑巾まだ綺麗だよね?」


わたしがそう言うと彼はすごい嫌そうな顔をして、、、


ソヨヒト

「、、、そうかなぁ〜?」


そう言いながら流し場に、、、それから彼が帰って来たのは掃除が終わってからだった、、、。


さおり

「多田野君、、、どこ行っていたの?」


わたしが尋ねると彼は面倒さそうな顔で、、、


ソヨヒト

「ちょっと担任に呼ばれてね!!」


彼がそう言うと、、、


担任の先生

「おお!!ここにいたのか多田野!!探したぞ、、、

すまんが掃除が終わったら職員室に来てくれ!!」


そう言って担任の先生がクラスを出ていく、、、


彼はわたしと目が合うと、、、


ソヨヒト

「なっ!呼ばれただろ!!さて職員室だ!!」


そう言って彼はクラスを出て行った、、、。

わたしは彼がクラスから出ていくのを見届けてから、

思わず笑い出してしまった!!


なんなのあの人、、、変わりすぎだよ!!


ふっと、彼が本を読んでいたことを思い出し、彼の机を漁る、、、机の中から数冊の小説が出て来て、彼が読んでいた小説をパラパラめくると、、、やっぱり漫画だ!!


ご一読ありがとうございます。

1周年と500話突破を記念しての特別企画、

ソヨヒトとさおりの出会いの物語です。

全3話程になると思います。

引き継ぎご一読よろしくお願い致します。


異世界転生希望者A


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