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異世界義妹  作者: 異世界転生希望者A
第5章 年末にかけてイベントって多くなるよね、、、
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豪華なランチ

シルの苦労をつゆ知らぬソヨヒトは、シズクと二人で豪華なランチに舌鼓していた?


ソヨヒト

「、、、あの〜シズクさん?」


シズクはフォークとナイフを置き、上品にそれでいて色気のある仕草で、ナプキンで口を拭いたあと、、、


シズク

「な〜に?ソヨヒト!!」


そう言ってグラスの水に手を伸ばす。


、、、なんでこうなった?

時は遡ること小一時間前、、、


シルは友達と、さおりは風紀委員会役員達と、それぞれお昼の予定が、、、。

結局、俺とシズクだけでランチをすることに、俺的には気軽にハンバーガーショップ、もしくは家でチャチャっと何かを作る。そう思っていたのだけど、、、


シズク   ランチはわたしに任せて!!学校が

      終わったら近くの公園集合!!


ソヨヒト  了解!!


、、、さすがおねーさん!!こうやって引っ張ってくれるから、余計なことを考えなくて済むので助かる!!


そう思って公園行くとすでにシズクが待っていて、そのままシズクの家の車に乗せられ、気が付けばホテルのスイートルームで豪華なランチが、、、


ソヨヒト

「、、、いや〜なんでホテルでランチなのかなぁ〜って思いまして、、、」


まさか!!デザートはわたし!!なんて言わんよねぇ〜?

ソヨヒト!!ワクワク!!なんちゃって!!


シズク

「それは〜こうやってゆっくりソヨヒトとランチを楽しむのにね!!」


さすがお嬢様、、、当然俺はこんな場違いな場所にソワソワしてますが!!

支払いって俺なのかぁ?

そん時は遠慮なくオトン!!カード使わせてもらうぞ!!


ソヨヒト

「それにしても、昼とはいえよくクリスマスにこんなすごい部屋に取れたね!!」


確かこの手の部屋って一年前から予約してないとダメだった様な、、、


シズクがクスクスと笑いながら、、、


シズク

「ふふふ、、、ごめんなさいね、、、ソヨヒトの家ってうちよりも大富豪なのに!!って思うとなんか不思議で、、、

ほら〜白河財閥としては、いろんな方面のお付き合いがあるわけよ、そうなると当然、こういう場所でのパーティだったり、ゲストの宿泊施設だったりして都内はもちろん、全国のいくつかのホテルと専属契約をしているわけ、まぁ〜わかりやすくいうと一年を通して契約してるのよ!!」


、、、ああ、、、なんか聞いたことあるなぁ〜コロナの時に月極でホテルの部屋を借りるってのが話題になっていた、それの規模のデカいバージョンか、、、


シズク

「まぁ〜それで今日の予定を調べたら、この部屋だけ昼間の時間帯だけ空きがあったのよ!!」


なんともすごい話だこと、、、改めてシズクとは生きてる世界が違う。


オトンは事業主じゃななく資産家だからそういうのをしていないのかもしれない、、、そもそもあの人どれくらい資産持っているんだ?


資産家って普通金融商品を持っているけど、まさか、、、

現金?確か資産管理会社あるって話だけど、、、わからん。


ソヨヒト

「でも改めて思うけど、シズクって本当に財閥令嬢なんだね、、、やっぱり将来は白河財閥の一員として?」


クリスマスのランチに話すことではないと思うが、せっかく二人なんだ少し踏み込んだ話を、、、


シズクは少し考えて、、、


シズク

「お父様はそう考えてるけど、、、ほら〜わたしって三姉妹の真ん中っ子なんだよねぇ、、、だから資産の大半はねーさんが相続するし、なんなら末っ子もいるし、、、

何よりもソヨヒトは世界屈指の資産家、多田野家長男だから〜そう考えると黙ってソヨヒトのお嫁さんが一番良いんじゃないかなぁ?

きっとお父様もそれが一番喜んでくれると思う!!

今日だって誰と使うんだって聞かれたからソヨヒトって話したらすごい喜んでいたもん!!」


、、、どうやら俺の素性はバレている様だ、、、

そもそもおかしいだろ〜!!オトンの息子の俺が、親の資産を全然理解してないなんて、、、

俺がわかってるのはあの家とマンションと那須高原の教習所ぐらいだ!!それだけで世界屈指の資産家になれるのか?いや、それでも十分すごいと思うが、、、。


ソヨヒト

「あの〜シズク様、、、恥ずかしながら少々お聴きしたいことが、、、白河財閥の資産を白川家ってどれくらいお待ちなのですか?それとうちの資産金額知っていたら教えてもらえますか?」


シズクはクスクスと笑いながら、、、


シズク

「そうねぇ〜ソヨヒトはその辺に疎いから知らないんだと思うけど、白川家でざっと2〜3兆円ぐらい?」


まじか!!やっぱりそれくらいになるのね〜


シズク

「多田野家、、、正確には多田野典人さんで約22兆円、多田野幸さんで4〜5兆円ぐらいって言われてるわ。」


、、、はぁ〜い?


シズク

「多田野幸さんはその資産の大半は株式なんだけど、多田野典人さんがすごいのよ!!資産の約半分が債券と株式で残り半分がドル、円、ユーロの現金で持っていると言われている。」


、、、ちょっと言ってる意味がわからない、、、


シズク

「多田野家って国家レベルの機密なのよ、、、だからうちの情報網でも、多田野典人さんの資産の半分は管理会社に預けてあって、多田野幸さんはその株式の大体40%を、保有してるぐらいしかわからなかったわ、、、

まぁ〜正直には、整合性の確認が出来てないからレポートには推測って書いてあったけど、、、」


なんともスケールが意味わからんことになっていて、

ただでさえこんな豪華な部屋のランチが喉を通らないのに、余計なことを聞いたせいで、余計に喉を通らなくなった、、、。


よし!!この話は忘れよう!!



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