シチュー
シルがソファーのテーブルに料理を運んでくる前から
匂いでなんとなくわかっていた、、、
シル
「今日の夕飯はホワイトシチューでーす!!」
シズクがテーブルを拭くとシルとさおりが配膳をする。
ソヨヒト
「よし!!俺もグラスとか持って来るよ!!」
そう言って立ちあがろうとすると、、、
シル
「旦那様は座ってて!!」
そう言ってシルの小さな手が俺の両肩を押して強制的に座らされ、頬にキスをされた、、、。
さおり×シズク
「むむっ!!」
なぜ俺を睨む、、、シルは何もなかった様にパタパタとスリッパを鳴らして再びキッチンに、、、
それを二人が追いかけて行く、、、可愛いな!!
今度は3人でパンプレート、サラダ、グラスを運んで配膳する。
夕食の準備が整いシルが俺の隣に座り反対にさおりが座る。シズクは一人別のソファーに、、、
シル
「それでは準備が出来ましたので!!旦那様から頂きますのご挨拶を!!」
そんなことまでするの?
そう思いながらもシルの期待の籠った眼差しに抗うことが出来なくて、、、
ソヨヒト
「今日の夕飯の準備してくれた3人に感謝をして頂きます!!」
シル×さおり×シズク
「頂きます!!」
早速シチューをパクリモグモグ、、、うん美味い!!
ソヨヒト
「うん!!このシチュー美味しいね!!なんだろう、、、
うちのレシピとは違うんだね!!」
何が違うのだろう、、、よりクリーミーって言うか、、、
濃厚な感じ、、、チーズか?
シル
「うん!!美味しい〜これシズね〜の家のレシピなんだよ!!」
シルが俺の疑問を解決してくれた。
なるほど!!これはこれでアリだなぁ!!
さおり
「シズね〜これってルーは手作りなの?」
またまた俺が疑問に思ったことをさおりが尋ねてくれる!
シズク
「うん!!市販品のルーにクリームチーズとカマンベールチーズを加えるの!!」
なるほど、、、それでこんなにチーズの濃厚さが生まれるのかぁ〜!!
シル
「多田野家はブイヨンをベースにホワイトクリームとバターで、市販のルーは使わないけど、今度はそれにクリームチーズ足してみようかなぁ〜」
またまた俺が思ったことをシルが、、、なんかみんなエスパーだな、、、
それにしてもこのシチューは、パンをつけても合う!!
憎いのがパンもバゲット、ロールパン、クロワッサンと、
3種類もあるから色々楽しめる!!
ソヨヒト
「そういえばこのシチュー鶏肉じゃないんだね!!」
ホワイトシチューといえば鶏肉は俺の偏見か?
鶏肉の代わりにベーコンとウインナーが入っている。
シル
「本当は鶏なんだけど、ほら〜明日はローストチキンを出そうと思ってるから〜」
なるほど!!そこまで考えているのか!!
ソヨヒト
「それは楽しみだなぁ〜!!」
俺の言葉にシルは弾けるばかりの笑顔で
シル
「楽しみにしててね!!」
なんも可愛いことよ!!
その後も、ワイワイガヤガヤ楽しく3人と晩餐を楽しんだ!!




