久々の2人の夜
リビングでまったりしていると、シルがホットミルクを作って出してくれる。
最近は本当に世話焼きになって来た、、、。
ソヨヒト
「ありがとう!!
うん!!美味しいね!!」
シルは俺の隣に座り嬉しそうに、、、
シル
「そうであろう!!そうであろう!!この可愛いシルちゃんの愛情のこもったホットミルクである!!!
さぞ堪能するが良いぞ!!」
ふふっ、、、なにキャラだよ、、、
ソヨヒト
「でも、最近シルは変わったね!!
この前までは俺に甘えてばっかりだったのに、何か心境の変化でもあった?」
シルはしばし俺を見つめて考え込む、、、なんだ?
シル
「う〜ん、、、そうだね〜
何かをしてもらう喜びよりも、何かをしてあげる喜びに目覚めた?から?」
なんとも大人の発言、、、お子ちゃまシルちゃんが、、、
シル
「ほら〜わたしって一応王女だったでしょ?
だから向こうの世界だとしてもらうことが当たり前なんだよねぇ〜
でも、こっちの世界では身分がないから自分でするか、
わがまま言ってソヨヒトにしてもらうか、、、
そんな中、図書委員長、生徒会副会長を、通して人に貢献する喜びを学んだわけよ!!」
わがまま言ってる自覚はあったのね、、、
シルはそこまで言って、俺の腕に抱きつきながら、、、
シル
「でも、やっぱり愛しの旦那様に尽くしてあげるのが一番の喜びだね!」
あらあら、、、なんと可愛い事を、、、
ソヨヒト
「それはありがたい!!
でも、最近はさおりやシズクにも気を使う様になったね!!まぁ〜帰りのアレは酷かったけど、、、」
シルは俺の腕に顔をスリスリしながら、、、ネコか?
シル
「そりゃ〜わたしだって色々と見えて来た部分がありますから!!第一妻として旦那様にくつろぎの場を提供するには、そう言う事にも気を使わないと!!」
シルなりに俺のためを思っての行動か、、、
なんとも嬉し限りだ!!
シル
「その代わり!!わたしが頑張ってソヨヒトを支えて行くんだから、ちゃんとわたしを愛しなさいよ!!」
ありゃりゃ、、、これまたはっきりと、、、
シルの頭を撫でながら、、、
ソヨヒト
「仰せのままに、、、お姫様!!」
シル
「うむ!!くるしゅうない!!」
そんな他愛のない話が続いてシルがあくびをする、、、
おっといけない!!お子ちゃまは寝る時間だ!!
ソヨヒト
「眠いのかい?そろそろ寝るか!!」
シルは上目遣いで両手いっぱい伸ばして、、、
シル
「抱っこして運んで、、、」
、、、まったく、、、お子ちゃまなんだから
ソヨヒト
「了解!!」
シルをお姫様抱っこすると、首に手を回してクスクスと笑う、可愛いやつよ、、、
シルの部屋に入ろうとするとシルに頭を叩かれる、、、イテっ!!
シル
「ばかもーん!!こんなに可愛くて献身的なシルちゃんを、寒いベットで1人で寝かせるつもりか!!」
いやいやこの家の空調は全館空調だぞ!!寒いはずがないだろ!!
ソヨヒト
「しょうがないなぁ〜」
俺の部屋に連れて行きベットに寝かせる。俺がベットに潜り込むと、シルが俺に抱きつき、、、おっと!!すごいボリュームだ!!
シル
「ふふっ!!ソヨヒトの匂い落ち着く、、、」
そう言った後、はしゃぎすぎたのだろうシルは眠りについた。




