レモン水
趣向の変わった美味しい夕飯をご馳走してくれた、彼女たちの労をねぎらう意味で洗い物は俺がする。
その間に3人にはお風呂に入ってもらう事に!!
まぁ〜一応保険を掛けてね!!
なになに?なんの保険だって?
ふっふっふっ!!そりゃ〜海外でディナーを共にするってのはその夜も、、、はい!!ふざけてごめんなさい!!
シルとさおりは前科持ちです!!以前この家で俺が1人ゆっくりと風呂に入っているところを乱入して来たことがあるので、先に風呂に入らす訳ですわ!!
洗い物をチャチャっと終わらせてリビングでスマホをポチポチ、、、程なくすると、、、。
シル
「ぷはぁ〜!!実に良いお風呂でございました!!
」
リビングにシャンプーのいい香りが、3人も居ればなおさらだ!!
流石のオイラもドキッとしてしまう、それを誤魔化す様に、、、
ソヨヒト
「レモン水作ってあるから、いま入れるね!!」
キッチンでレモン水の準備をしてみんなに配る。
シズク
「、、、うわ〜美味しい!!ただのレモン水なのに〜!!」
よくぞ言ってくれました!!俺はドヤ顔で、、、
シル
「これはお義父さんのレモン水なの!!ポイントは絞った果実と皮付きのスライスを入れること!!
ただし!!レモンは国産ね!!海外のは皮の表面に防カビ剤が付着してるから!!」
、、、俺が言おうとしていた事を、、、。
ソヨヒト
「まぁ〜たまになら多少の摂取は人体に影響は無いんだけど、うちはこれ常用だからね、、、」
、、、って、お前ら聞いてないなぁ〜
ソヨヒト
「じゃ〜風呂行って来るわ!!」
シルがニカニカとしながら、、、
シル
「美少女たちの残り湯を堪能してるんだよ」
、、、こいつ!!花嫁だなぁ、、、
アホの子の話はほっておい風呂に行く。
ソヨヒト
「はぁ〜やはりでかい風呂良いもんだ!!」
鼻歌交じりで上機嫌!!
風呂から上がってリビングでくつろぐ、、、
どうやらシル様は妹モードの様で俺にいつも以上にベタベタ、、、さおりとシズクが俺に近寄ると、、、
シル
「ガル〜!!お裾分けタイムは終了!!あんたたちは早く帰りなさい!!」
なんとも、、、
しばし3人の小競り合いを眺めて、、、
ソヨヒト
「そろそろ9時になるぞ!!帰った方が良いな!!駅まで送ろう」
ソファーから立ち上がってそう告げると、、、
シズク
「すごく嬉しいんだけど、ソヨヒトも疲れてるでしょ!!
車待たせてるから安心して!!ちゃんとさおりちゃんも送って行くからね!!
シルちゃん!!良かったら今日はおねーさんのお家に泊まる?」
シルがすごい嫌そうな顔をしながら、、、
シル
「ガル〜!!しっしっ!!」
、、、それじゃ〜しっしっはお前の方になるだろ、、、。
珍しく帰りたくないと駄々をこねるさおりを引きずって、シズクはさおりを連れて帰って行った、、、。
見送りを終わらせてエレベーターに乗ると、シルが抱きついて来て、、、
シル
「ずっと淋しかった、、、」
そう言ってキスをされた、、、。




