ご都合主義の展開!!
シルが手招きをしてシートをポンポンする、、、
俺がシルとさおりの間に座るとシズクが運転席と後部座席の仕切り、いわゆるパーテーションを開いて
シズク
「いいわよ!!お願いね!!」
そうって再びパーテーションを閉める。
そんな事をお構いなしのシルは俺の腕を抱きしめて、、、
シル
「クンクン!!汗臭〜!!ふふっ!!ソヨヒトの匂い〜!!」
、、、臭いなら嗅ぐなよ、、、
俺の隣のさおりもやれやれって感じを出しながらも、同じ事をしている、なんとも、、、。
その後はシルは堰を切ったように話だした。
話の内容は淋しったことから始まり、LENEに書いてあった内容の詳細など、まぁ〜とりあえずなんでも話せって感じで多岐に渡った。
ひとしきり話して満足したのだろう、、、なんとシルが進んでシズクと席を交換した、、、あのシルが、、、。
シズクは少々照れ臭いのか?それとも俺が本当に汗臭いのか?2人と同じ事をして、
シズク
「ふふっ!!汗臭〜」
だ、そうです、、、。
シズクもシル同様に色々な話をしてくれた。
流石のさおりは2人の様ではなく、ずっと俺の腕を抱きしめて2人の話を聞いていた、、、。
その後は、土産話を交えた笑談を4人で楽しくしていると、着いたのは俺らのマンションだった。
シル
「お義父さんたち今日からクリスマス旅行だって!!」
???そんな話一言も聞いていないのだがぁ、、、
ソヨヒト
「まったく!!あの不良親父!!」
シルは笑いながら話を続ける。
シル
「それで私たちも今日から三日間ここにと泊まります!!
さすがにさおね〜とシズ〜はイブしか泊まれないけど
基本はうちにいるそうだよ!!」
、、、どうやら俺の預かり知らんところで話が盛り上がっている様だ、、、
シル
「まぁ〜今日はみんなでささやかなお帰りなさいパーティで!!明日からクリスマスパーティだよ!!」
今日は12月23日、、、って言うことは25日までここに軟禁されるの?
マンションの自室で服を着替える。
シルは当たり前の様に俺の部屋で俺の荷物を、、、
シル
「洗濯物これだけ?」
ソヨヒト
「ああ〜」
シルは洗濯物を持って部屋を出る、、、
どうやら洗ってくれる様だ!!
当然この家はタワーマンションなので外干しなんて出来ない、よってドラム式洗濯乾燥機なのだが、以前庭でオカンがローネさんと洗濯物を干してるのを見て、、、
ソヨヒト
「、、、オカンなんでドラム式洗濯乾燥機買わないの?
金なら腐るほどあるんだろ?」
オカン
「洗濯物ってのはね!!こうやってお日様に当てないと
ちゃんと殺菌されないのよ!!」
ソヨヒト
「、、、なるほど、、、だからオトンも毎朝天日干し、してるんだね!!腐らない様に!!」
オカン
「ふふっ!!あんたって子は、、、」
そんな訳でドラム式洗濯乾燥機はこの家にしかない。
それにしても最近のシルは、やけに世話焼きになって来た、、、そんな事を思いながらリビングのソファーでくつろいでいると、3人がリビングに入って来る。
、、、おおっ!!
続く!!




