オトンの逆襲②
ソヨヒト
「はいはい!よく出来た与太話だね、さぁ〜気を取り直して!オトン!今すぐ病院行こう!!大丈夫!大丈夫!今の注射は
痛くないから〜」
俺はオトンの腕を掴み病院に連れて行こうとする。
オトン
「だっ、、だから本当だって、、、」
と、必死の抵抗をするオトン
ソヨヒト
「はいはい、大体ね勇者様が、息子に捕まって抵抗できないとか、無いから普通に
それにどうせ異世界の嫁候補も異世界の夢でも見て、不細工なオークとエルフを勘違いしたんだろ?」
華奢なオトンを引きずりながら居間を出ようとすると、
オトン
「お前だって、会っただろ、、、夏に、覚えてるだろ、、、。」
と、居間の柱に必死にしがみつくオトン
ソヨヒト
「夏はどこも行ってないし、豚にも会ってない大丈夫!注射、痛く無い、、、痛く無い、、、!」
オトンを無理矢理柱から引き剥がしたその時。
オカン
「あなた、ひょっとして、、、ローネさん?」
オカンが引き攣った顔でオトンに尋ねた、、、。
ソヨヒト
「はぁ〜オトン、、、いくらローネさんが美人だからって、職場で不倫は、、、」
俺がそう言うと、オカンが
オカン
「ソヨヒト、ローネさんは異世界人なの、、、。」
オカンは真顔で俺見て言う。
ソヨヒト
「オっオカン、、、異世界人って、、、
嘘だろ?、、、えっ、、、あれはオトンの与太話で、、、。」
昔からオトンは変人だった、とにかく訳のわからない人だったので、オトンの話は信用しない。
けれど、オカンは普通の人、、、そんなオカンが変なこと言うとは、、、頭が混乱してきた。
俺はオカンの言葉の衝撃のせいか、その場に力無く座り込んだ。
オトンは、自分の身だしなみを整えて、ドヤ顔で
オトン
「なぁ〜、本当だっただろ?少なくともおかーさんは信じてるぞ〜」
と、力無く座る俺に言う。
その日、俺の中の遊び人オトンが静かに消えた。