博物館
博物館っていいよねぇ〜!!
普段見ることのできない物、感じることが出来ない事を感じたりと、実に不思議な体験が出来る!!
だってほら〜!!俺たちの前を歩く二組のグループがね、、、
先頭を歩くトオルのグループ、トオルは左右に女子を侍らせてこの世の春を謳歌している!!
その後を歩く、元カノことさおりも左右に男子を侍らせてイヤイヤそうに歩いている、、、
最後にさおりの現恋人の俺は、なぜかさおりの友達と歩き、、、
水木さん
「ソヨヒト君!!これって、、、」
彼女はミニラの骨を指差し尋ねる、、、
ソヨヒト
「あ〜このでかいトカゲ?ティラノザウルスじゃないかなぁ、、、やっぱりそうだ書いてあるよ!!」
俺は恐竜にあまり興味が無い!!正確にはかつて興味があったが、今の恐竜は子供の頃の憧れと大きく異なる生態系と言われている。
オトンが子供の頃の恐竜は、ゴジラの様な二足歩行で尻尾を引きずって歩いていたとされてた。
その後、誰もが興奮する某映画の様に時速50キロで迫り来る恐竜が登場したが、、、
最新の見解では、この骨格で時速50キロを出して走行すると直ぐに骨折をするとか、、、最速でも時速34キロ前後で、スカベンジャーだったと言う説が主流になりつつある。
つまりこのバカでっかいトカゲは屍肉を漁っていたとされている。まぁ〜諸説あるけどねぇ〜
それにしても水木さんは見かけによらず、結構積極的に話しかけてくるんだよねぇ〜しかも下の名前呼びとは、、、
水木さん
「やっぱりソヨヒト君も男の子だから恐竜とか好きなの?」
また安直な、、、まぁ否定はしないけど、、、
ソヨヒト
「小学生の頃はね!!今はこれを見てもただの骨としか思わないよ!!」
水木さんはクスクスと笑いながら、、、
水木
「なにそれ〜ソヨヒト君って面白いわね!!さおりも良くユーモアがあるって話していたわ!!」
そしてそのさおりさんはチラチラと俺を睨む、、、
俺悪く無いよね!!
しょうがない、、、少し助けるか!!
ソヨヒト
「そう言えばさおりは恐竜好きだったよなぁ〜!!」
そんな話聞いたこと無いけど、、、
さおり待ってましたと言わんばかりに俺の元に、、、
さおり
「あら?よく覚えていたじゃない!!そうそう!!
このティラノザウルス?だっけ!!よく映画で出てくるわよねぇ〜!!街破壊してるし!!」
、、、そりゃ〜あんた、、、口から光線吐くやつ系でしょ!!
ソヨヒト
「あんたそりゃ〜ゴジラですぜ!!」
俺がクスクス笑いながら突っ込むと、、、
さおり
「だってソヨヒトが変なボケ入れてくるんだもん!!
大体わたしが中学の頃からそんな話したことないって、
知ってるくせに!!」
と、さおりも笑う。
その後の会話に水木さんも加わり、3人で仲良く話しながら見て回った。
ちなみにモテない男達はずっと俺を睨んでいた、、、
なんで?トオルだっているだろ!!
 




