お誘いですよ!!
ソヨヒト
「お〜い!!会長もといさおり〜!!」
俺は愛想良く手を振って絡んでいる男子生徒に割り込む、、、
しつこい男子生徒達
「なんだよ、、、多田野か、、、なんの様だよ」
、、、いやお前に用はない、、、日本語わからんのか?
それなら、、、
ソヨヒト
「ペラペラ、、、ペラペラペラ、、、」
さおりはそれを聞いてクスクス笑いながら、、、
さおり
「ペラペラペラ、、、、」
俺とさおり以外が唖然としている、、、
ちなみに俺は、、、
ソヨヒト
「さっきのクッキーありがと!!危うく班員に取られるところだったよ!!あいつら俺が持って来た駄菓子をぶんどっておいて、クッキーまで奪おうとしたんだぜ!!」
そしてさおりは笑いながら
さおり
「突然な〜に?それにしても班員に横取りされそうになるなんて、、、なんかソヨヒトっぽい!!」
まぁ〜こいつらの学力なら当然理解出来んだろ、、、
呆気に取られている今なら!!
ソヨヒト
「それで、ずっと同じ班員と話してばかりだと、なんか
息だ詰まるって言うか、飽きが来るって言うか、、、
そんな時たまたまさおりを見かけたから、良ければみんなで合流しない?ってお誘いなんだけど!!」
流石にさおりの班の女子にもわかる様に今度は日本語です!!
さおりは一瞬嬉しそうな顔をするが、すぐに戸惑う表情を、けれど、、、
さおりの班の女子A
「えっ!!多田野君の班って渡辺君いたよね!!行く行く!!」
さおりの班の女子B
「マジ!!超ラッキー!!早く行こ!!
悪いけどあんたらはウザいからバイバイ!!」
そう言ってしつこい男子生徒達を、手を振りシッシと追い払った。
俺も苦笑いしながら女子4人を連れて班に戻ると、、、
ウザい班員B
「おい!!マジか多田野!!お前名前のわりにはやるな!!」
モテない班員A
「やったぜ!!これで俺らの修学旅行はパラダイスだ!!」
女子をみてテンションが高めなウザい奴らを尻目に、、、
女子A×女子B
「渡辺君〜!!よろしくね!!」
と、早くも黄色い声、、、ちょっと気まずそうにしているさおりもウザい班員2人に囲まれて、てんてこ舞い、、、
女子C
「あらためてこんにちわ!!ソヨヒト君!!
わたしは水木葵です!!」
さっきから黙っていたお淑やかな子、、、確かさおりと仲の良い友達で学力は10番以内だった様なぁ、、、
ソヨヒト
「こんにちわ!!水木さん!!お話しするの初めてですね!!多田野梵人です!!よろしく!!」
俺が笑顔でさおりの班員に挨拶をするとなぜか冷たい視線が、、、続く!!




