文化祭最終日③
シルのクラスに着くと想像を絶する行列が、、、
なんと今までの倍の2時間待ちとの事、、、危なかったのは後少し遅れていれば、閉店時間を考慮した入店ストップを喰らうところだった、シルのクラスに顔を出さなければ、後てシルになんて言われていたか、、、。
さおりとシズクのお店の行列を含めると、1日で4時間も入店待ちをする事になるとは、、、これは一体なんの罰ゲームだ?そんな事を考えながら、スマホのバッテリー残量にヒヤヒヤしながら、ゲームで時間を潰して2時間を耐えた!!
席に座るとシルがトコトコと、、、
シル
「多田野先輩いらっしゃい!!いつものにする?」
いっ、、、いつもの?
シルはウェイトレスのど定番、白黒基調のヒラヒラミニスカート姿、、、あれ?男装軍服は?
ソヨヒト
「一応、、、確認なんだけど、、、いつものって?」
コーヒーか?コーヒーのことか?
シルはめちゃくちゃ嬉しそうな笑顔で、、、
シル
「当店名物の特盛ミートパスタだよ!!
ほら!!みんな頼んでくれるんだよ!!」
こいつ、、、なに言ってる?
そう思っていたが男性客の皆が、特大ミートパスタを涙目で食べている、、、
ソヨヒト
「、、、いや、並盛りとコーヒーで、、、」
食えるか!!そんな量!!
確かにまだ昼飯食ってないから腹減ってるけど!!
シルはハァ〜と、ため息を吐いて、、、
シル
「オーダー!!弱気一皿とコーヒー!!」
そう言いながら俺にウインクをして別の客の席に、、、
シル
「いらっしゃい!!いつものにする?」
、、、どうやらこの店の戦略の様だ、、、男性客はシルの笑顔にメロメロになって、そのままコクコクと言われるがままに頷いてる、、、バカだ、、、。
手書きのかわいらしいメニュー表に特盛ミートパスタ3000円って、、、高か!!
ちなみに並盛りは700円でかっこの中に小さく (弱気)と書いてある、、、。
しばらくすると普通よりやや多めのパスタと、コーヒーをシルが運んできた、、、。
シル
「お待たせしました!!」
笑顔でシルが配膳する、、、。
シル
「多田野先輩!!美味しくなる魔法いる?
特別に無料だよ!!」
なんだ?メイド喫茶スタイルなのか?
ソヨヒト
「、、、じゃ〜お願い!!」
シルは笑顔でポケットからタバスコと粉チーズを取り出してパラパラ、、、あっ!!そう言う意味ね!!
シル
「はい!!出来上がり!!でわごゆっくり!!」
そう言って別の客の所で同じ事をしていた、、、。
俺は笑顔で接客しているシルを見ながらパスタを食べた、、、。
あいつ〜タバスコとかけすぎだよ!!




