正妻の御立腹!!②
シル
「シズね〜の気持ちもわかるけど、、、今回の件でソヨヒトに甘えるのはお門違いだよ!!勝手に自分で盛り上がってソヨヒトを振って、その後、ソヨヒトに優しくされないからなんて、、、身勝手過ぎるよ!!
そんな事でソヨヒトを傷付ける人はわたしは認めません!!」
シズね〜がしょんぼりしている!!うんうん反省しなさい!!
さてさて今度はさおね〜だな、、、
シル
「さおね〜もさおね〜だよ!!かつてのことで後悔してるんでしょ?ならこんはバカな事して気を引こうとしないの!!ちゃんとソヨヒトは見てくれてるよ!!
確かに学校のでの立場があるから、中々接点が見出せなくて困ってるのは理解するけど、、、結局、それを選んだのはさおね〜でしょ!!」
普段なら直ぐに反論するさおね〜だけど、、、流石に今日はだんまりだね!!
でわでわとどめです!!
シル
「そんな事がわからないなら、2人ともソヨヒトの前から居なくなって!!わたしだけで彼を幸せにするから!!」
ここまでお灸を据えれば、わたしの言いたい事がわかってくれるかなぁ〜
さおり
「それはわかるけど、、、でもシルちゃんが一番、、、」
シズク
「もう〜やめましょ〜さおりちゃん、、、
そうね、、、その通りよ、、、わたしもさおりちゃんもソヨヒトに甘えすぎてたわ、、、元々この関係はシルちゃんの了承ありきなんだから、、、悔しいけれど、彼は来るものを受け入れて、去るものを追わない、、、
そんな事初めからわかってた、、、ちゃんと理解していた、、、それなのに、、、わたしってバカね、、、
シルちゃん、、、わたしがちゃんとソヨヒトに謝って受け入れてもらえたら、わたしを許してくれる?」
流石はお姉さん!!ちゃんと理解してしてくれたわね!!
シル
「もちろん!!わたしも協力するよ!!けれど、今回みたいな事は最後だよ!!次は絶対許さない!!たとえソヨヒトが許してもわたしは拒むからね!!」
シズね〜は強い眼差しでコクリとうなずく、、、。
それを見て、わたしはさおね〜を見る、、、
シル
「それと、さおね〜は誰が一番大事なのかを、ちゃんと自分の心と向き合って理解して!!
さっき、さおね〜がわたしに言いかけた言葉は、ただの嫉妬だよ!!それを私たちの間に持ち込むと、行き着く先はソヨヒトとの別れしかないからね!!
この際だから言うけど、わたしだって2人が羨ましい時はあるんだから!!それはお互い様だよ!!」
さおね〜はわたしに深々と頭を下げた、、、。
よし!!これで制裁終わり!!
シル
「2人ともわかってくれた様だから、これでこの話はお終い!!あとはわたしに任せて!!ちゃんとソヨヒトを説得するから!!
それじゃ〜今からみんなで仲良くファミレス行こう!!
当然2人の奢りね!!わたしはソヨヒト取説をしっかり伝授するから!!」
その後、仲良く2時間ほど緊急婦人会を開いて、互いのわだかまりとソヨヒトマニュアルを伝授しました!!




