憂鬱な気分
オトンは相変わらずうるさい、、、
3人は今日の昼頃に旅行先から帰ってきたらしく、夕飯を食べながらワイワイガヤガヤ旅の思いで話に花を咲かせていた、、、。
オトン
「それにしてもシルちゃんが、文化祭で帰るのが遅くなるとは、、、」
ポツリと寂しそうに呟く、、、
ソヨヒト
「ご馳走様、、、俺部屋に行くわ、、、」
なんだろう、、、もう誰とも逢いたくない、、、
幸い明日は俺の非番だ、、、学校に行かなくても、、、流石にシルに文句言われそうだから、登校だけして途中で抜け出すか?
そんなこと考えながら、、、アプリゲームを、、、
ソヨヒト
「くそ!!なんだよこのクソガチャ!!爆死って、、、舐めんな!!」
思わずスマホをぶん投げそうになるが、、、
布団に包まって目を閉じる、、、。
ふと気がつくと誰かに頭を撫でられている、、、
どうやら俺は寝ていた様だ、、、まぁ〜なんとなく誰が撫でているのかは想像出来る、、、。
起きるとシルがベットに座って俺の頭を撫でていた、、、。
シル
「おはよソヨヒト!!気分はどう?」
まぁ〜大方なにが言いたいかわかってる、、、。
ソヨヒト
「まぁ〜あんまり良くないな!!」
俺は不機嫌そうな口調で答えると、シルは優しく微笑みながら、、、
シル
「安心して二人にはしっかり怒っておいたから!!」
えっ!!、、、なんで、、、、だって、でも、、、
俺が戸惑っているとシルは、、、
シル
「あの二人は本当に下手くそなんだよ!!
なんて言うのかなぁ〜
、、、あの二人はただ、ソヨヒトに甘えれば良い思ってる節があるだよねぇ、、、」
シルは俺を上目遣いで見ながら、、、
シル
「まぁ〜正妻としてその辺もしっかり二人には教えていくから、今日のことは許してあげて!!」
シルはニコリと微笑んだ、、、。
ソヨヒト
「、、、その、やっぱ今日シルが遅かったのって、、、」
この事を知ってるってことは、シルは二人に呼ばれたんだろ。
シル
「なんかシズね〜がソヨヒト怒らせたって、、、
さおね〜から電話が来て、、、
それで二人に会って色々と事情は聞いたんだけど、、、
わたしから言わせれば、ハッキリ言って二人が悪い!!
ちゃんと二人にはその事を注意したから、、、だからソヨヒトはそんなに気にして落ち込まないで!!
二人も反省してるからね!!」
なんだろう、、、シルの言葉がすごく嬉しかった!!
俺はてっきり、3人に文句を言われると思っていた、、、
まぁ〜そう思う時点で、俺自身にも非はあると認識していたのだが、、、。
ソヨヒト
「その、、、シルなんかありがとう!!」
俺は思わずシルを抱きしめた、、、シルも俺を抱きしめてくれ、シルの温もりがなんとも言えない安心感を感じさせてくれた、、、。
 




