どうもそういう理屈だそうです。
シズク
「ほら、、、元々わたしって噛ませ犬って言うか、シルちゃんとさおりちゃんの隠れ蓑として、ダーリンの恋人を公言していたでしょ?
でも、今はちゃんとダーリンの正式な恋人となってる訳だし、わたし一人公に出来る立場ってなんか二人に申し訳なくて、、、
後、ダーリンも知っていたけど、高校生カップルの将来って90%が別れる訳でしょ?
でも、復縁カップルが結婚した後、もし離婚するとなると、そうでないカップルより半分以上離婚率が減るのよ!!」
結婚って、、、なんだ、、、なんの話だ?
俺振られたんだけど、、、じゃないってこと?
シズク
「だから今のうちに一度別れとけば、わたしとダーリンの離婚率はガクって下がる訳よ〜!!」
あ、、、なんか全て察した。
シズクは不安に駆られたんだ、、、イチノハ後輩に言われたことを気にして、、、そして色々考えた結果、シズクが納得出来るラインを見つけた。
これはシズクにとってのいわばお守り、、、他人には馬鹿げた話に思えるが、シズクの心の拠り所になるんだろ。
人はつねに漠然とした見えない未来に怯えている、、、
それは希望であり恐怖でもある、、、自身が欲すれば欲するほどに不安は大きくなり、何かにすがりたくなる。
そんなところなんだろ、、、。
ソヨヒト
「わかった!!シズクがしたい様にすれば良い!!
でも一つ約束をしてくれ!!
絶対に俺とヨリを戻すって!!」
シズクは涙を浮かべながら俺に抱き付きキスをする、、、俺も離したくないって、思いからシズクを強く抱きしめた、、、。
まぁ〜そんなことがあったわけですわ!!さてさて話は戻って、、、
シズクはニヤニヤしながら俺を見る、、、こいつ、、
この間のこと思い出してるなぁ、、、
ソヨヒト
「まぁ〜流石に1ヶ月は開けないとねぇ〜」
ちょっと意地悪!!
シズク
「なっ!!ちょっと!!流石にそれは!!」
シルとさおりがニヤニヤしながら
シル×さおり
「勝手に盛り上がってラブコメしてるから賛成!!」
シズク
「シルちゃ〜ん!!さおりちゃ〜ん!!」
結局、二人の温情があって、文化祭終了後の復縁となった、、、。
ソヨヒト
「そういえは二人はシズクみたいにしなくて良いのか?」
当然二人は事情を知っている、、、だからなんとなく聞いてみるが、、、
さおり
「なになに?ソヨヒトはそんなにわたしと結婚したいの?そしていつまでも離さないなんて〜!!
この!!欲張り!!」
さおりめ〜嬉しそうに憎まれ口たたきおって、、、。
それと正反対にシルは俺を諭す口調で、、、
シル
「あのねぇ〜わたしがそんな事するとでも?
前から言ってるけど、わたしにはそんな無駄な時間がないのよ!!そんな気遣いするならさっさとわたしと結婚しなさい!!」
なんともバツの悪い話に、、、流石の二人も呆気に取られているが、当の本人は平然とお茶をすすっている、、、すげ〜貫禄だ!!
ソヨヒト
「精進します、、、」
そんなこんなで楽しいすき焼きパーティーは終了した。




