生徒会四役
現生徒会においてタブーとされることがある、、、
それは生徒会四役の一席が空席になっていることに触れること、、、
さおり
「困りましたぁ〜今までは、のらりくらり断ってきたのですが〜」
さおりは生徒会長の机の上でいつもの指令ポーズ、、、あいつ絶対!!わざとしてるよなぁ〜
シルはさおりの左隣に立ち、後ろで腕を組んでいる、、、
おまっ!!見たな!!絶対見たな!!
シズク
「ねぇねぇ、、、なんで二人はこんなことしてるの〜?」
シズク!!ありがとう!!お前だけが俺の癒しだよ!!
「さぁ〜なんだろね、、、」
元ネタを知らないシズクを少し気の毒に思う、、、
さおり
「そこ!!私語は慎みなさい!!それにこれは役員会議よ!!一般役員は黙ってなさい!!」
ムキっ!!(怒)
俺は帰ると言ったら、ああでも!!こうでも!!
と、文句を言ってきたのはお前だろ!!
シズク
「でも困ったわ〜それじゃ〜今後、ここでダーリンとはイチャイチャ出来ないわねぇ〜」
最上級生!!お前が後輩のお手本にならんといかんのに!!なに言っとる!!
シル
「はぁ〜よりによってあの子だもんねぇ〜」
それにしてもシルは、なぜそこまで友達であるイチノハ後輩を、嫌がるのだろう〜
さおり
「まあ〜この間の感じだと、あの子が私たちの仲間になったら、完全にシルちゃんの妹キャラが、盗られるもんね!!」
ソヨヒト
「、、、、」
マジかぁ〜そんだけ?、、、いや相手はシルだ、、、そんだけなんだろ、、、
シル
「うっ、、、うっ、、、さおね〜!!、、、モミモミ!!」
シルは後ろからさおりに抱きついて、なぜか胸を揉んでいる、、、アホ!!
さおり
「ちょっと!!シルちゃんのなに揉んでるのよ!!やめなさい!!」
さおりが顔を赤くして抵抗してるけど、、、これ!!
なんかいい!!かも?
シル
「フッ!!またつまらんものを揉んでしまった!!」
、、、結局、お前はこれが言いたかっただけだろ!!
さおり
「ちょっと!!ふざけんじゃないわよ!!なにがつまらんものよ!!少なくともシズね〜よりはあるわよ!!」
おい!!それはまずいぞ!!、、、ほら〜シズク様が静かにホウキを取りに行きましたよ〜
ソヨヒト
「おい!!おふざけは終わりだ!!それよりもどうするんだよ?俺はイチノハ後輩が入ることに異論はないぞ!!」
良かった!!シズクがホウキを置いてくれた!!
さおり
「ふ〜ん!!そうやってハーレムメンバー増やすつもりなんだ、、、」
いやいや言い方!!それにこれ以上は俺が持たんよ!!
シズク
「ちょっと待って!!なんの話?どういうこと!!」
あちゃ〜なんでこの話題に触れるのさぁ〜せっかくシズクをなだめるために話そらしたのに〜!!
シル
「この浮気者!!」
シルが冷たい目で俺を見る、、、
、、、もう知らん!!やってられん、、、
さおり
「どうもイチノハさんは、う、ち、の、ソヨヒトに好意をお持ちの様で、、、」
みるみるシズクの顔が険しくなり、、、
シズク
「ダーーリーーンーー!!(怒)
まさかと思うけど、、、、ねぇ〜?」
ねぇ〜? ってなんだよ!!何もないよ!!
勘弁してくれよ〜
ソヨヒト
「ちょっと待て!!俺の信用が無いことは素直に認める!!でもちょっと待て!!
はっきり言う!!俺は今の生活でいっぱい、いっぱいなんだ!!だから皆さんが思う様なやましい気持ちはありません!!唯一あるのは生徒会の仕事がしたくない!!俺の仕事が減るなら嬉しいぐらいです!!」
さおり
「それは、、、」
シズク
「まぁ、、、」
良かった!!なんとかなりそうだ、、、けれど、、、
どうした?そんなに険しい顔してシルさんや?
シルは、はぁ〜っと、ため息をついて、、、
シル
「ソヨヒト!!甘ったれるんじゃないわ!!
なに?仕事がしたくないって?
第一妻である私がそんなぐーたら亭主を認めるとでも?
ソヨヒト!!夫の勤めを果たしなさい!!」
その言葉に二人も はっ!! とした表情を、、、
おいおいスゲ〜やな展開、、、
さおり
「多田野庶務、、、本日付けて貴方を正式な書記と任命します!!」
シルとシズクはコクコクとうなずき、パチパチと手を叩く、、、ダメだ逃げ場がない、、、。
ソヨヒト
「、、、押忍、、、」
こうして優しくも?時に厳しい第一妻、シル夫人の活躍により、本件は無事に解決をするのだった、、、。
なんでよ、、、




