シルはうなぎが嫌い?
二人で手を繋ぎながら適当にぶらぶら、、、。
シルはいつもの鼻歌混じりでご機嫌のご様子!!
シル
「なんか堂々と手を繋いでのデートっていいね!!」
俺の顔を見ながらニコニコしてそんな事を言ってくれる、、、。
シルのこのストレートな愛情表現は心から嬉しくて思う!!
ソヨヒト
「そうだね!!今日は小春日和で心地良いしね!!」
季節は秋の終わりを迎える11月上旬、、、来週からは文化祭の準備も本格的になるだろう、、、。
シル
「小春日和?」
あれ?この言葉知らないのか?
ソヨヒト
「そうだなぁ、、、大体この季節の暖かい穏やかな日の事を言うんだ!!」
まぁ〜シルがこっちに来て一年立つか立たないかってところだしな!!
シル
「そうなんだ、、、?、、、くんくん!!
ソヨヒト!!すごい!!いい匂い!!焼き鳥?」
焼き鳥?、、、いやこれは!!
ソヨヒト
「これはうなぎだな!!」
そういえば小田原はうなぎが名物の一つだ!!
シル
「ウナギ?あのうねうね?」
なんか嫌そうな顔してるなぁ〜
ソヨヒト
「そうだね!!シルはうなぎは食べた事ある?」
確か魚はあまりだったなぁ、、、
シル
「、、、似たのは向こうで、、、ぶつ切りにして焼いて食べるんだけど、臭くて、骨ばっかで美味しくない、、、」
なるほど、、、日本の戦国時代頃の食べ方だなぁ、、、
ソヨヒト
「よし!!騙されたと思って食べてみるか?こっちのうなぎは美味いぞ!!」
おいおいそんなすげ〜嫌そうな顔するなよ、、、
本当に美味いんだから、、、。
シル
「、、、はぁ〜わかったわ、、、出来る妻として夫のゲテモノに付き合ってあげるわ!!これも妻の勤めね、、、。」
すげ〜言われ様だな、、、ゲテモノって、、、ネズミの丸焼き食べて、美味しいよって言ってるエルフに言われたく無いわ!!
かくなる上は絶対に美味いと言わせてやる!!
スマホで調べたとっておきのお店に、、、さすが人気店だ!!しばし並ぶ事に、、、
シル
「、、、すごい、、、みんなゲテモノ好きなんだね、、、」
おいおい二人の時は良いけどあまり大きな声で言うな!!
まぁ〜シルは見た目が外人だから、みんな理解してくれるか?とりあえず話題を変えて、、、
ソヨヒト
「そういえば文化祭シルのところは何するんだ?」
俺のところはなんか喫茶店だったけど、、、
シル
「、、、なんかコスプレ喫茶店なんだって、、、わたしはお化け屋敷が良かったのに、、、」
コスプレ喫茶店、、、まさかシルにセクシー衣装を!!
おのれ!!一年坊主共!!俺様の鉄拳を!!
ソヨヒト
「やっぱりシルもコスプレ?」
まずは裏をとって来週殴り込みじゃ〜!!なんならオトンも連れて先公にも!!
シル
「うん、、、本当は可愛い服が着たかったんだけど、、、なんか女子達から選挙の時の軍服着てって、、、。」
よし!!殴り込み中止!!いや〜やっぱり平和が1番だね!!
ソヨヒト
「そうか〜それは残念だったね!!いや〜残念だ!!」
良かった!!良かった!!おらの可愛いシルちゃんは見せ物じゃないんだよ!!
シル
「、、、ソヨヒトなんか嬉しそう?
、、、ひょっとしてわたしが、かわいい服着て注目されると嫉妬する?」
なんかスゲ〜嬉しそうな顔してる、、、
チッ!!こいつはこう言うことだけにめざとい、、、
ソヨヒト
「、、、まぁ〜シルは俺の女だかなぁ!!」
俺のその言葉にシルはニカっと笑って抱きついてくる、、、こらこら人前ですよ!!
そんなこんなでいよいよ店内にGO!!




