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異世界義妹  作者: 異世界転生希望者A
第4章 なんで生徒会ってラブコメの王道なんだろう、、、
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特別企画!!とある未来の話、、、さおり?

小さな蕾だった、、、少しずつ少しずつ思案を巡らせながら温めて、それが認められて、そして大きな花を咲かせた。


某レセプションパーティ会場、、、


青のロングドレスに黒のシースルボレロを身に纏い、漆黒で艶やかな髪をサイドで纏めて、薄化粧しかしていないのに誰よりも目立つ一人の女性、、、。

彼女が会場を歩くだけで男女問わず振り返る。


赤ドレスの女性

「ねぇ〜あの人すごい美人ね!!羨ましいわ〜」


黒ドレスの女性

「ほら〜あの人よ!!今回のプロジェクト責任者の、、、」


赤ドレスの女性

「えっ!!じゃ〜あの人が雲野主任!!きゃ〜素敵!!」


さおり

「ふぅ〜これで一通りクライアントに挨拶が終わったわね!!」


さおりはパーティ会場を、シャンパングラスを持って、お世話になっているクライアントの挨拶回りをしていた。


紳士な男性

「やあ〜!!雲野君!!」


さおりは聞き慣れた声に振り返る、、、


さおり

「こんばんわ部長!!」


彼はわたしが入社以来からお世話になっている人、、、


紳士な部長

「いや〜!!たった今先方の専務とお会いしてね!!

君のことをベタ褒めしていたよ!!本当に良くやってくれた!!今回のプロジェクトも大成功だ!!」


さおり

「お褒めの言葉ありがとうございます。」


さおりは凛とした仕草でお辞儀をする。


紳士な部長

「でも本当に残念だよ、、、今回のプロジェクトで君が

ここから離れるのは、、、」


さおり

「このプロジェクトは入社以来温めてきた物で、部長の元で学んだことの集大成でもあります。

これでわたしも一つの区切りが出来ました、、、。」


部長はわたしが入社した頃の、所属グループのグループ長だった。そしてわたしにこの業界のイロハを教えてくれた恩師でもある。


紳士部長

「そうだったね!!でも、もし!!もしだ!!

戻って来たくなったらいつでも連絡してくれ!!

その時は管理職のポストを用意しておくから!!

実際君はこのプロジェクト後、チーム統括の椅子に座ってもらう予定だったのだから、、、」


部長の言う通りこの春の人事異動で、すでにチーム統括の内示を打診をされていたが、、、


さおり

「本当にわがままを言って申し訳ありません、、、。」


紳士な部長

「しかし、、、君ほどの美貌と才能を持った人を、射止める男とは、、、じつに羨ましい限りだよ!!

あっこれはセクハラか?酒の席とはいえ不味いなぁ〜」


さおり

「ふふっ!!大丈夫ですよ!!昨日付けて退職届を提出さて頂いてますので、、、部長〜危なかったですね!!」


そう言ってさおりは無邪気に笑う、、部長もつられて笑うがどこか寂しそうな笑みだった、、、。


セクハラ部長

「あはは!!じゃ〜わたし以外に君と話したがっているのも多いからね!!でわわたしはこれで!!」


そう言って部長はさおりの後ろに視線を送り、にっこりと笑ってどこかに行ってしまった。

さおりはその後ろ姿に再度深々とお辞儀をする。


さて、、、まだ時間はあるわね!!そう思っていると、、、


女子後輩社員×3

「雲野主任!!お疲れ様様でした!!」


さおり

「あら〜あなた達!!」


さおりはしばし後輩社員らと楽しく話をして、、、


さおり

「それじゃ〜あなた達!!頑張ってちょうだいね!!

今までありがとう!!」


互いに涙ぐみながら別れを告げた。



じゃ〜わたしもそろそろ、、、


???

「さおり先輩!!」


さおりが会場を後にしようとすると、聞き慣れた男性の声が、、、


さおり

「あら?コウ君!!来てくれたの?」


彼は高校からの後輩で、わたしが入社2年目の時、偶然?

にも入社して来た。


コウ君

「どうにか仕事終わらせて来たので最後の挨拶を!!

さおりさん!!お世話になりました!!ありがとうございます!!結局、俺はあの人に勝てなかったけど、、、

さおりさんが幸せならそれで嬉しいです!!」


さおり

「ありがとう!!コウくん!!あなたも頑張ってね!!」


さおりは晴々とした気持ちと名残惜しい気持ちを抱えながら会場を後にした、、、。


あら?やだ、、、ちょっと遅れちゃたわね!!


さおりは馴染みのカフェに入ろうとすると、一人の男性が目に留まる、、、。


窓際の席でブラックコーヒー嗜みながら、一人読書をする男性、、、彼とは中学からの知り合いで、友達、恋人、そして、、、


店に入り彼の元に、、、彼はわたしが来たのに気が付いた様で振り返り笑顔で、、、


ソヨヒト

「お疲れ様さおり!!」


さおりはいつも彼の笑顔を見ると安心する、、、彼がそばに居てくれる、、、それだけで、さおりにとって大きな原動力となってきた、、、。


さおり

「すっかり待たせちゃたわね!!」


ソヨヒト

「まぁ〜最後だもんね!!名残惜しさもあると思うよ!!しょうがないよ!!」


その優しさが何よりも得難い物、、、。


さおり

「うふふ!!ありがとうソヨヒト!!」


ソヨヒト

「じゃ〜場所移そうか!!」


そう言って彼は優しくエスコートしておしゃれなレストランに、、、。


ソヨヒト

「あらためて乾杯!!お疲れ様!!さおり!!」


ビシッとスーツを着こなす彼の仕草にさおりはトキメキを覚えながら、、、


さおり

「ありがとう!!ソヨヒト!!」


ソヨヒト

「でも、、、本当に良いのかい?別に俺が専業主夫したって良いんだよ!!」


彼は笑いながら言う、、、それはさおりが幼い時にふざけて彼に言っていた言葉、、、。


さおり

「ふふっ!!そうね!!わたしが専業主婦に飽きたらお願いしようかしら?

でも、今はあなたを支える妻になりたいわ!!」


彼は優しい微笑んでくれた、、、。





ソヨヒト

「、、、、おい!!」


さおり

「何よ!!」


ソヨヒト

「誰だ?この男、、、」


さおり

「決まってるでしょ!!あ、な、た、よ!!」


ソヨヒト

「ふざけるな!!なんで俺がこんなキザな男なんだ!!」


さおり

「はぁ〜わかってないわねぇ〜

いい!!わたしのために努力しなさい!!」


ソヨヒト

「、、、断る!!」 


さおり

「冷たい〜!!」


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