オトンの逆襲①
自称異世界ライフをエンジョイしてるオトンから、高校1年の冬に衝撃の言葉が伝えられた。
オトン
「ワレ、モクヒョウタッセイシス、シキュウ、キカンスル、、、。」
下手くそなロボットの声を真似てオトンが、家族の前で言った。
オカン
「なーに?おとーさん?新ネタ?
それ〜面白いけど、、モノマネ下手くそだよ〜」
オカンは笑いながら、嬉しそうにオトンのつまらないギャグに付き合っている。
俺は冷ややかな目で、
ソヨヒト
「オトン、至急帰還って、、、ここ家なんだけど、、、だいたい目標達成って、、、
ついに、夢と現実がわからなくなった?良い医者紹介しようか?」
オトン
「本当に達成したんだよ〜」
意外と真顔のオトン
ソヨヒト
「はいはい、そうだね!俺この後バイトあるからぁ〜」
オカンとは違い、付き合いきれない俺はその場を離れようとして、2人の顔を見ると、、、、オカンが鬼の形相になっていた、、、
オカン
「おとーさん?、、、今の新作のギャグよね?」
オカンは腕を回しながら、オトンにせまる、、、オトンは縮こまり、、、小さな声で
オトン
「いえ〜当初の目標は達成しました、、、です、、サチさん、、、」
と、すぐさま土下座をした。
オカンは肩を落として小さな声で、
オカン
「ハッ、、、ハハハァ〜」
と呟きながら遠くを見ている、、、。
オカンに殴られ、泣きじゃくる
オトンの説明を箇条書にすると
.異世界に渡り、すぐにエルフの森を発見。
.エルフとの交流を試みるも、人攫いと勘違いされ投獄される。
.どうにか誤解を解くが、森を追放される。
.人族の国に行く、何故か国王に謁見。
.国王と飲み明かし魔王退治を依頼され、快諾。
.魔王討伐の旅先で英雄、勇者、賢者、召喚士、蛮勇、変人と崇められその気になる。
.サクッと魔王討伐成功。
.功績が認められ、各国とエルフの森に招待される。
.再度、エルフの森で人攫いと勘違いされて投獄される。
.誤解が解けて、お詫びを打診される。
ここまでのエピソードが、
異世界に渡ってからの約半年間。
わかる、すっごくわかる、俺も突っ込みたい!でも、今はオトンの冒険譚じゃないから〜
.エルフの嫁探しを本格スタート
.候補の1人に猛アタックをされる
.断り続けるも、どうしようもなく承諾する。
.地球の家族に話し、嫁に殴られる
と、こんな感じの話でした、、、。