タライ再び?
俺の話にいささか首を傾げているカキノ先輩、、、。
カキノ先輩
「その、、、以前、、、」
そう言ってカキノ先輩は立ち上がり、俺の腕を引っ張って部屋を出る、、、。
ズカズカと歩くカキノ先輩に引っ張られ、中庭に着くと、、、
カキノ先輩
「タダノ君、以前話してくれた通りなら、、、その、、、シルさんに好意を寄せているのですか?」
う〜ん〜この人はなんで確信をつくかなぁ〜
人には聞いていい事と、ダメなことがあるんだぞ!!
そもそも今は勉強の質問だけで!!
ソヨヒト
「そうですね〜今の質問にカキノ先輩が学ぶとはありますか?」
いくら講師と言っても、全てが答えらる訳じゃ無いのだよ!!
カキノ先輩
「、、、そう、、、ですね、、、失礼、、、それな、、、シズクをどう思ってますか?」
どうもこうも恋人なんだけど、、、以前カキノ先輩に質問された時は、シルは遠い親戚、さおりは中学からの友達、、、そしてシズクは、、、
ソヨヒト
「好きですよ!!だって今は恋人です!!
以前はわからないと答えましたが、、、今ははっきりしてます!!」
俺の言葉にカキノ先輩は一瞬悲しそうな表情の後、笑顔で、、、
カキノ先輩
「そうですが!!シズクが羨ましいですね!!
貴方にはそう言う感情が無くて、あの二人から逃れるためにシズクを利用したのだとばかり、、、」
ひどい!!俺ってそんなに悪党?
、、、、まぁ三股してるから悪党かぁ、、、でも股の定義って、確か密かにだよねぇ〜そう考えると俺って?
ソヨヒト
「はは、、、シズクを利用ですか、、、むしろ俺がされっぱなしですよ!!」
苦笑いをしていると、、、
カキノ先輩
「羨ましい、、、は無視ですか?、、、すいません、
わたしは悪い女ですね、友達の男を口説こうなんて、、、一旦頭を冷やしますね!生徒会室に置いてきたカバンはシズクに持ってきてもらいます!!
まぁ〜それくらいしてもらわないと割が合いませんし!!
それでは!!タダノ君さようなら!!」
そう言ってカキノ先輩は校舎に向かって行った、、、
なんだったんだ?
俺は生徒会室に戻りながら以前カキノ先輩から、、、
カキノ先輩
「まぁ〜興味あるのは本当だけどね!」
そう言われた事を思い出していた、、、。
生徒会室に戻ると、、、
シル
「浮気者!!そこになおれ!!」
さおり
「あんたはそうやって色気振りまいて!!」
シズク
「わたしの親友がダーリンの毒牙に、、、」
おいおい意味がわからん!!なぜそうなる!!
ソヨヒト
「なんだよいきなり、、、」
3人が俺をじと目で、、、そして同時にため息、、、
さおり
「まぁ、、、無自覚なイケメンだからねぇ〜」
シズク
「まぁ、、、ダーリンって魅力的だからね〜」
シル
「まぁ、、、わたしだけの旦那様だからねぇ〜」
この後、シルは二人に首を絞められていた、、、
だからお前らなんなの?オチは?タライが落ちてくるの?




