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異世界義妹  作者: 異世界転生希望者A
第4章 なんで生徒会ってラブコメの王道なんだろう、、、
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さおりの曇りのち晴れ

目が覚めると、、、


さおり

「知らない天井だ、、、」


毎朝この言葉を言うのがわたしの日課!

かつて子役としてそれなりの人気もあり、演劇部のエースでもあったわたしは、そこそこの美貌(当社調べシル比較)の持ち主て、学力も学年2位!!

そしてあまり知られてないが実はオタクである!!

ソヨヒトみたいに公言をしていないだけで、隠しているつもりはないのだけど、、、


わたしの家はタワーマンションの中階層に住んでいるので、比較的裕福な方と思っていたけど、、、

日本屈指の財閥の娘、世界屈指の富豪、元王族、と、なんかわたしだけ一般市民で、、、なんかすいません。


両親は共働きで母はわたしの高校入学と同時に、念願の国際弁護士として、海外に拠点を移して頑張っている!!父は芸能系のアパレルフリーランスなので、色々と家を空けがち、、、本当!!2人とも不良両親なんだから!!

そんな事を考えながら朝の身支度をして、ひとり朝食をとって学校に向かう。


いつもの公園を曲がると、、、やっぱり今日もいた!!

片腕を変な感で広げてぎこちなく歩く変質者、、、わたしの恋人ソヨヒトだ!!


ソヨヒトの腕が変な形で広がってるのは、わたしの最大のライバル、超絶美少女のシルちゃんが腕を組んで歩いているからだ!!

元々わたしとソヨヒトは両思いだった、それなのに煮え切らないソヨヒトに痺れを切らして、無謀な賭けを、、、いえ、期待半分、諦め半分、、、

まぁ〜結局、その賭けに負けたけど、それでもソヨヒトを諦めきれず再起一点って思っていたら、、、

気が付けばシルちゃんにあのポジションを取られてしまった、、、。


色々あってシルちゃんの計らいで今は2番妻として、ソヨヒトのそばに入れるから良いんだけど、、、

はぁ〜こんなの厳格な母には絶対話せないよ〜


はたから見てもソヨヒトの歩く姿は変だ!!誰もいないのに隣にぶつぶつ言っている、、、


本当は知っている、、、ソヨヒトは誰よりもシルちゃんを大事にそして、、、

あっ!! ゴツン!! って良い音がした!!

見えないけどシルちゃんが、頭さすってるのがなんか見える、、、。


、、、シルちゃん?ソヨヒトに大事にされてるんだよねぇ、、、?


その後、シズねーが合流して仲良く登校、、、

良いなぁ〜皆んで登校出来て、、、。


学校付近になるとシズねーがそれとなくソヨヒトから離れ、ソヨヒトの変な歩き方も直っている。

わたしはいつもの様に早歩きでソヨヒトを追い抜きながら、、、


さおり

「おはよ、、、」


ソヨヒトの挨拶の返事を聞く事なくそそくさと通り過ぎる、、、あ〜なんでわたしだけ毎日こんなのなの!!


移動教室の時、それとなくソヨヒトの教室を見る、、、ソヨヒトはいつも主人公席で外を眺めている、、、かっこいい!!

教室が隣なのだから、休憩の合間にソヨヒトにチョッカイでも、、、そう思っているのだけど、、、

ううっ、、、わたしの黒歴史、、、ソヨヒトの隣にはいつも渡辺くん(元彼)が居るから、、、あ〜わたしはなんてバカなの、、、今思えば1年生の頃にそうやってソヨヒトにチヨッカイを出しに行って、渡辺くんと仲良くなった、、、。


お昼は友達と教室でお弁当を食べる、、、料理はそれなりに出来るけど、ソヨヒトには敵わない、、、頭良くて、運動が出来て、料理裁縫スキルが高いって、、、絶対!!わたしのお婿さんにするんだから!!


放課後はわたしの好きな時間!!風紀委員会室に顔を出した後、待ちに待った生徒会!!

わたしの出来る女アピールでソヨヒトをメロメロにするんだから!!そう意気込んで生徒会室に入ると、、、アレ?


さおり

「お疲れ様です!!シズク先輩、、、二人は?」


生徒会室に居たのはシズねーだけだった、、、。


シズク

「お疲れ様です会長!!ソヨヒト君は先生に呼び出されてる様です、、、シルちゃんは、、、多分見物?

それと例の件ですが、該当するのは3校となります。」


まったく!!せっかく生徒会でイチャイチャ出来ると思ったのに、、、あいつ何やってるのよ!!


さおり

「そうですか、、、」


シズク先輩から渡された資料に目を通していると、、、


シズク

「すいませんがこの後、所用がありまして、、、」


今日は何も無いから問題ないわね!!


さおり

「了解しました!!」


シズクは一礼して退室した、、、。

程なくしてLENEが届く、、、


ソヨヒト   センコーに説教されてやる気

       無くなったからサボる!!

       後、シルは図書委員会に行くってよ

       それじゃ!!さようなら〜!!


もう〜なんでこうなるのよ!!せっかく二人が居ないんだから、ソヨヒトと生徒会室でイチャイチャ出来たのに〜!!

はぁ〜今日は良いことない、、、わたしも帰って溜め込んだアニメ見よう、、、。


肩を落として帰り道を歩いている、、、

もっと素直になれば、ソヨヒトに優しくしてもらえるのかなぁ〜

そう思いながらため息をひとつ、、、


???

「そこの可愛いお嬢さん!!俺とお茶しない?」


ハァ〜またナンパだ、、、あれ?でも!!

わたしは笑顔で振り返り!!


さおり

「喜んで!!」


そこにはニカッと爽やかな笑顔の、わたしの大好きなソヨヒトがいた!!


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