カキノ先輩のお願い、、、
ソヨヒト
「どういたしましてシズク!!ところでなにか問題でも?」
シズクの難しい顔に、少し不安を抱きながらも聞いてみる、、、けれど、答えたのはカキノ先輩だった。
カキノ先輩
「ご足労ありがとうございます。
私がちょっと、タダノ君にお願いがあって、お呼びいたしました。」
まぁ、、、大方の予想はついていたけどね!!
ソヨヒト
「それでカキノ先輩は、俺にお願いってなんですか?」
はて、、、何をお願いされるのだろうか?
カキノ先輩
「単刀直入に申します。
わたしのノートをシズクに貸す代わりに、ソヨヒト君のノートを見してください。
興味があるんです、学校一の学力を持つあなたのノートが、、、」
なるほどそうきた、でも困ったものだ、、、
ソヨヒト
「申し訳ありませんがノートを見せることはできません。」
だって俺ノート書いてねーもん!!
カキノ先輩
「どうしてですか。何か隠し事でもあるのですか?」
隠し事も何もないんだけどねぇ〜ただノート書いてないのよ、、、
ソヨヒト
「いや、、、お恥ずかしい話なんですが、実は俺ノートって書かないんですよ、、、」
カキノ先輩
「はぁ〜い?」
ですよね〜何言ってるか理解できませんよね〜
ソヨヒト
「なんと言いましょうか、、、この学校で学ぶことないんですよ、、、だから、ノート書いてもしょうがなくて、、、」
カキノ先輩
「、、、いえ、、、だって課題でノート提出だってあるじゃないですか、、、」
そうなんだよ。この学校生意気にもそんな課題があって、まぁ〜俺はフルシカトしてるんだけどね!!
でも、最近このこともあってか、担任が色々とうるさいんだよね〜
ソヨヒト
「まぁ正直課題の提出はしてませんね!!」
それを聞いたカキノ先輩は呆れた顔をしていた、、、。
シル
「まぁ、、、先輩の気持ちはわかりますよ。私もタダノ先輩に話を聞いたとき、この人何言ってんの?って、思いましたからね、、、」
なぜか、しみじみとシルがそんなことを言っている、、、シズクはクスクスと笑ってるし、、、失礼な、まるで人を痛い子扱いして、、、
カキノ
「まぁそれならしょうがないですね、、、じゃぁせめて勉強しているところを拝見してもいいですか?」
拝見って何を見るんだよ。まぁいいけどさぁ〜
ソヨヒト
「そうですねぇ〜それなら別に、、、」
これで交渉成立だな!!
シズク
「ダーリンありがとう!!これでミヨのノートを借りれるわね!!」
シズクも大満足だ!!




