呼び出し
電話に出ると、、、
シズク
「あっ、ダーリン!!ちょっと図書室に来てもらえる?」
なんだろ、、、嫌な予感がする、、、
さっきまで騒いでいた二人も大人しく俺の電話に聞き耳を立てている、、、。
ソヨヒト
「別に構わないけど、、、揉め事?」
一応牽制を入れるが、、、
シズク
「そうじゃないんだけど、、、まぁ、その辺の説明も含めて足を運んで欲しいの!!」
話を濁されたなぁ〜
ソヨヒト
「わかった今からそっち向かうよ!!」
まぁ〜とりあえずいってみるしかないな、、、
そう思って戯れている二人に目を向けると、、、
シル
「それじゃ〜行きましょうか!!」
身なりを整えながらシルが言う、、、ついて来るつもりか?
シル
「会長、ちょっと図書室委員会に所用が出来ましたので離席します。」
完全に身なりを整え澄まし顔のシルが言う、、、さっきまで戯れてたくせに!!
流石のさおりも呆気に取られている、、、。
ソヨヒト
「シルさんはなぜに図書室まで?」
当然の疑問をぶつけると、、、
シル
「つまっ、、、オホン!!図書委員長として所用がありますから、、、」
こいつ何企んでる?
ソヨヒト
「会長!!シルさんは完全に私的な所用です!!これは認められません!!シルさんは副会長として生徒会業務をするべきです!!」
ただでさえ面倒ごとになる気がするのに、シルの面倒まで見てられるか!!流石にさおりも納得するだろう!!
さおり
「いえ!!シルさんには図書委員長としても、委員会に従事してもらなければなりません!!よってシルさんの意見を尊重します!!」
なっ!!なんで?こいつ明らかに野次馬だろ!!
シル
「さすがは会長です!!これ以上変な虫が付かない様にしっかりと、図書室を清掃して参ります!!」
、、、?なに?なんの話?
さおり
「そうですね!!彼は他のことには鋭いのですがこの手の話となると、、、何よりも本人は自覚がない様なので、、、」
さおりは机の上に肘をつき両手を握っている、、、、まるで某司令の様に何かを発進させるかの様に、、、ってシルか、、、いやいやそんなバカなこと考えてるより、なんだ?自覚が無いって、、、?
シル
「まぁ、、、そう言うことです多田野先輩!でわ参りましょ〜!!」
俺はなにがなんだか理解できないで、とりあえずシルと図書室握って向かうことに、、、
図書室は相変わらずの混雑、、、って程ではないが、そこそこ人はいた。
カキノ先輩
「あっ!!困りますシル委員長!!やっと図書室が空いてきたのに!!」
シルを見るや否やカキノ先輩がシルに注意をする、、、
シル
「すいませんカキノ先輩、、、ちょっと所用で、、、」
カキノ先輩は本当に困った顔で、、、
カキノ先輩
「それではあまり目立たない様にお願いしますね、、、」
いやいや!!金髪ロング青目の美少女がいて目立たない様にって、、、なんの罰ゲーム?
そんなことを思っていると、なぜか受付カウンターに座るカキノ先輩の隣に座るシズクが、、、
シズク
「来てくれてありがとうね!!ダーリン!!」
そんが言葉とは裏腹の様な複雑な顔をしたシズク、、、。
続く!!




