シズクのお勉強
ソヨヒト
「さて!!本題のテス勉なんだけど、、、とりあえずシズク以外の人、、、出来れは賢い人のノートを借りてきて欲しい〜」
俺の言葉にシズクはしばし考えて、、、
シズク
「、、、ミヨなら貸してくれるかも、、、シルちゃん!!ミヨ今日当番かなぁ?」
ミヨ先輩なら俺でも知ってる、、、いや正確には同じ委員会、図書委員会副委員長、柿木美夜
彼女との接点は、シズクが恋人になる前に、カマをかけられたぐらいで、委員会には俺がほぼ出席していないので、月一の定例会で顔を合わせるぐらいだが、、、。
シル
「、、、確か今日は当番だよ、、、カキノ先輩って、学業が優秀だからテスト期間前は率先して当番に勝って出てくれるんだよね、同じ学業優秀な誰かさんと大違い!!」
さすが!!3年生の優秀者だなぁ〜!!それにしても他にも図書委員には、学業優秀者がいたのかぁ〜
ダメだなぁ〜そんな優等生がいるならちゃんと当番に出ないと〜!!
それにしても良かった良かった!!俺は劣等生の分類だから、そんな面倒に巻き込まれなくて済むからね!!
シズク
「今からちょっと借りてきますね!!」
そう言ってシズクは生徒会室を出て行った、、、。
シズクと入れ替わるようにさおりが生徒会室に入ってきて、、、
さおり
「お疲れ〜なんかシズク先輩がなんか慌しく、部活棟に向かっていったけどなにあったの?」
さおりの言葉にシルが状況を説明する、、、。
さおり
「なるほど、、、つまりわたしも教えてもらえると、、、」
うん〜どんなロジックでこの展開なのかは不明だけど、シルとシズクを教えるのに、さおりだけを教えないという訳にはいかんしなぁ〜
ソヨヒト
「さおりはテス勉?それとも受験勉強?」
さおりはドヤ顔で、、、ってドヤ顔は俺の専売特許なのに、、、
さおり
「もちろん受験勉強よ!!わたしも頑張ってソヨヒトと同じ大学行くんだから!!
待ってなさい!!わたしの甘いキャンパスライフ!!」
なんとも、、、さおりの父親はアパレル系の仕事をしていて、何度か会ったことがあるのだが、母親は仕事で海外にいることが多いらしく会ったことが無い、なんでも国際弁護士との事、、、そう考えればさおりの土台は悪く無いのだが本人曰く、、、
さおり
「あ〜なんでわたしはお父さんに似たかなぁ〜お母さんの知力があれば〜!!」
だ、そうです、、、まぁ言わんとしてることは分かるよ!!
ソヨヒト
「それなら今じゃ無くていいだろ?シルも平均点を超える成績は見込めるし、今回はシズクをメインとして教えてあげたい」
そんな話をするとシルがしばし考えたあと、、、
シル
「、、、すけべ!!」
、、、なんだ?
さおりも?って感じで、そのまま考え込んでいる、、、
ソヨヒト
「いや〜それはシルだけだろ!!別に俺からしてる訳じゃ無いし!!」
俺の言葉にさおりもピンっと来たようで、おもむろにシルの首を絞めながら、、、
さおり
「またあんたわ!!勉強しながらそんな事してるの〜!!」
と、さおりは叫びシルを振り回している、、、。
その様子を苦笑いしながら見ていると、俺のスマホから特別な着信音が鳴る、、、この着信音を設定しているのは3人だけ、その内二人は俺の前で戯れいる、、、つまり、シズクからの電話だ!!
さらに続く!!




